広範囲に観光名所が点在する神奈川県は、とても1日では観光するのは不可能なほど見所が満載です。中華街やレンガ倉庫がある異国情緒あふれる横浜や横須賀。歴史好きには古都鎌倉での神社仏閣巡りも楽しいですね。自然豊かな観光地でもある箱根の大涌谷は今でも噴煙がのぼり、毎年多くの人が訪れる人気の観光地です。又、湯河原とともに温泉地も豊富です。

<お土産>
横浜の崎陽軒のシューマイや、鎌倉の鳩サブレー、小田原の蒲鉾に箱根の温泉まんじゅうなど各観光地ごとに豊富です。
神奈川県一の繁華街と言えば写真の横浜駅周辺となりますが、中華街や山下公園、ランドマークタワーなどの観光名所は桜木町駅を中心に集まっています。又、新幹線の停車駅でもある新横浜駅周辺の観光名所は乏しく、同駅からも4つ駅が離れているので注意です。
地図で見るとおり、神奈川県の観光地はお互いにかなり距離が離れています。鎌倉だけでも、鎌倉、北鎌倉と広範囲なため、ある程度エリアを絞って観光するのがよいでしょう。

●横浜中華街
日本最大のチャイナタウンでもある横浜中華街。幕末、開国をした日本が横浜港を開港すると外国人が多く移住してきました。それと同時に日本人と同じく漢字を使える中国人が通訳代わりとして多く移住してきたのが横浜中華街のはじまりだそうです。

<住所>
神奈川県横浜市中区山下町
<アクセス>
最寄駅は元町・中華街駅となり、横浜駅からは横浜高速鉄道 みなとみらい線で約10分、210円です。

海沿いの景色が美しいのでJR桜木町駅から矢印のようなルートで歩いていくのもお薦めです。足腰が弱い方には横浜高速鉄道のみなとみらい線一日乗車券(460円)、JR根岸線と、みなとみらい線が合体したヨコハマ・みなとみらいパス(520円)、横浜市営地下鉄やみなとみらい線が合体した横浜1DAYきっぷ(横浜駅からは840円、品川駅からは1110円)などお得な切符は豊富です。
さらに軟弱者には各観光スポット近くまで行くレトロな周遊バス「あかいくつ」の各乗車券がお薦めで、バスは15分間隔(平日は20分間隔)で運行しています。但し、バスが走るのはAM10時〜です。一日乗車券は横浜駅や桜木町駅でも販売しています。尚、普通に乗っても100円です。

地図の矢印のルートで中華街へ向かうと、メインストリートとなる中華街大通りの手前に写真の東門があります。中華街大通りを抜けた場所には正門と言われる豪華な善隣門があります。中華街には他にも西門や朱雀門など多くの入口があり、街の中も巨大です。迷子にならぬよう複数で行動する場合は、念の為待ち合わせ場所を決めておくといいですね。
週末になると物凄い人の数で道路は埋め尽くされます。食事をする店舗が多く、高級中華料理から手頃な値段で食事を楽しめる店まで豊富です。但し、兵庫県の神戸南京町のような食べ歩きに最適なジャンクフードの種類は少なめです。
細い路地にも所狭しと、お店がいっぱい並んでいます。基本的に何処のお店でも、そこそこ美味しいのが特徴です。昼時はお得な食べ放題や、お粥専門、謝甜記などのお店が行列します。勿論、聘珍樓や彩香新館などのような有名な中華料理店も昼夜共に大人気。とにかく外れの少ない横浜中華街ですので、予算に合わせてお好きなものを食べましょう。
中華街の中に建つ怪しいお寺?こちらは関帝廟(かんていびょう)と呼ばれる宗教施設で、280年の中国再統一まで魏、蜀、呉で争われた三国時代。張飛とともに蜀の劉備に仕え、武に優れた名将で、さらには忠義を貫く勇ましさから、中国では英雄として誰もが知る関羽(かんう)。この関羽(雲長)を祀ったのが関帝廟です。
長いあごひげが特徴の関羽。中国では、当時最強と言われた呂布ではなく、やっぱり関羽様なんですね。他、横浜中華街には開港から150周年目に建てられ、中国や台湾では古くから航海の神様として知られる媽祖(まそ)を祀った媽祖廟もあります。


●神奈川県立歴史博物館
明治37年に建てられた国の重要文化財にも指定されている旧横浜正金銀行本店を利用して営業をしている神奈川県立歴史博物館。ながわの文化と歴史をテーマとし、神奈川の先史から現代までの資料を数多く展示しています。

<住所>
神奈川県横浜市中区南仲通5-60
<開館時間>
9:30〜17:00 300円。年末年始、月曜休館。

<アクセス>
みなとみらい線の馬車道駅から徒歩約1分です。JR関内駅からは徒歩約10分。
正面入口はこんな感じです。面白いことに写真のトップは裏口になります。ちなみに建物上部にあるドームだけは関東大震災によって焼け落ちてしまったため復元されたものとなっています。
館内はこんな感じです。撮影禁止部分が分かりづらく注意が必要です。受付で申請すれば撮影も可能とのこと。
古代・中世・近世・近代・現代/民俗の5つのテーマにより構成され、順路は一気にエスカレーターで3階に上がり、階下へと進むコースとなっています。
横浜は海が近いですから、大昔の人はこんな場所で生活もしていたのでしょう。神奈川県には波による侵食でできた海食洞窟が幾つもあるそうですよ。
横浜は居留地として栄えたたため、今でも多くの洋館が残されています。これでも当時と比べると僅かなんでしょうけどね。


●横浜開港資料館
横浜の歴史に関する資料が展示してある横浜開港資料館。ペリー来航や中庭にある『たまくすの木』は日米和親条約が締結された地でもあり、横浜の歴史=日本の歴史でもあります。

<住所>
神奈川県横浜市中区日本大通3
<開館時間>
9:30〜17:00 200円。年末年始、月曜休館(不定休あり注意)。

<アクセス>
JR関内駅から徒歩約15分。みなとみらい線の日本大通り駅から徒歩2分。周遊バス「あかいくつ」では日本大通りを下車です。
残念ながら館内は全て撮影禁止でした。館内は狭いものの黒船来航時の瓦版や絵画、写真が豊富です。港の幕末、明治、大正それぞれの写真や絵葉書などを見ると、当時は洋館も多く建ち並び和洋折衷、さぞ美しい町だったのでしょう。個人的に大正の町並みはイマイチでしたが・・・
中庭にある「たまくすの木」。江戸時代から同地にあり、日米和親条約の締結(1854年)はこの玉楠の木の近くで行われたそうです。関東大震災により大部分が焼失しますが、残った根から新たに芽が出て現在のものとなりました。


●赤レンガ倉庫
明治時代に神戸港や大阪港に対抗してつくられた横浜港。港の脇には様々な貨物品を保管していた横浜赤レンガ倉庫も建てられました。現在は歴史的建築物として保存され、倉庫内にはアクセサリーショップやレストランなど多くの店舗が入っています。

<住所>
神奈川県横浜市中区新港1-1-1
<アクセス>
桜木町駅、関内駅から徒歩約15分。みなとみらい線の、みなとみらい駅、馬車道駅、日本大通り駅から徒歩約6分。又は周遊バス「あかいくつ」で 赤レンガ倉庫を下車。
右手にイベントホールなどが入った1号館、左手にはカフェやインテリア、ファッションショップなどが多く集まった2号館です。


●横浜ランドマークタワー
横浜のシンボル的存在でもある横浜ランドマークタワー。高さ297mのタワー内には展望フロアの他にホテルやショッピングモールが入っています。69階にある展望フロアからの景色は最高で、最高分速750mものスピードで上がるエレベーターにも感動間違いなし。

<住所>
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1

<営業時間>
展望フロア 10:00〜21:00(土曜は22:00まで) 1000円。65歳以上は800円。
<アクセス>
桜木町駅から動く歩道で5分。みなとみらい駅からは徒歩約3分です。

街の景観が素晴らしいので、ここから海沿いに出て山下公園あたりまで歩いていくのがお薦めです。


●山下公園
海沿いに長く延びる山下公園はベンチも多く、カップルやお弁当を持参した家族連れなど地元の人にとっても憩いの場となっています。海にはかつて日本郵船で活躍した氷川丸が係留されいて内部を見学することも出来ます。

<住所>
神奈川県横浜市中区山下町279

<アクセス>
みなとみらい線の元町・中華街駅、又は日本大通りから徒歩約5分。周遊バス「あかいくつ」では、 山下公園前を下車。
氷川丸の右手にはシーバス(水上バス)乗り場があります。10〜20分間隔で運行し、赤レンガ倉庫までは350円、みなとみらいまで420円、横浜駅までは700円となっています。予算と時間に余裕があれば、ランチクルーズやディナークルーズ、サンセットクルーズなどもありますよ。

海沿いの公園には他にも象の鼻パークや、みなとみらい近くにある臨港パークなどもあり、山下公園のような観光名所でもない分、人も少なく静かなのでお薦めです。


●氷川丸(ひかわまる)
氷川丸は戦前に日本郵船によってシアトル航路の豪華貸客船として建造され、当時最新鋭大型ディーゼル機関を搭載し、水密区画配置など先進の安全性を誇っていました。

<住所>
神奈川県横浜市中区山下町山下公園地先
<開館時間>
10:00〜17:00 月曜、年末年始休館。臨時休館日もあり注意。入館料は300円ですが、日本郵船歴史博物館とのセット券500円がお得です。

<アクセス>
山下公園へのアクセスと同じです。
船名が埼玉県の氷川神社から由来したという氷川丸は、戦前にシアトル航路の豪華貨客船として活躍した後、病院船、引揚船、そして戦後再びシアトル航路に復帰、昭和36年5月にこの地に係留されました。氷川丸が竣工した当時は、豪華客船の建造が続き、客船文化が花開いた時代でした。船内ではそんな客船黄金期を彷彿させるアール・デコ(1925年様式)の美しい装飾や、当時の最新鋭ディーゼル機関を間近に見ることができます。
一等船客専用の一等食堂です。タキシードとイブニングドレスの紳士・淑女が豪華なディナーを堪能した場所です。
こちらは1937年(昭和12年)10月2日に秩父宮両殿下の乗船にあたり、用意されたディナーを再現したものです。すっぽん、松茸など特別な食材が持ち込まれ、コースメニューの中に日本料理があるのは日本郵船のメニューの特徴だそうです。
こちらは一等客室で、最新式の空調設備に冷温水の出る洗面台もついていました。
こちらのスイートルームは、秩父宮両殿下をはじめ、チャールズ・チャップリンや各国の貴賓・著名人らが利用した一等特別室となっています。イスやテーブルを除き、壁紙などは竣工当時のままらしいです。ちなみに、秩父宮両殿下は特別扱いは望まず、船客と親しく談笑し、お食事も一等船客と同じものを召し上がったそうですよ。三等船客ではないのが悲しい(笑)
船長室もそこそこ豪華です。
機関室も見応えがあります。竣工当時の最新鋭エンジンは、デンマーク製の8気筒ディーゼルエンジンを2基搭載していました。とにかく1つ1つのパーツが大きいです。
出発しんこ〜!
勿論、操舵室や通信室も見学できます。
ランドマークタワーや観覧車も見えます。当たり前ですけど・・・


●日本郵船歴史博物館
近代日本海運の黎明期から今日に至るまでを、日本郵船の社史を通してご紹介しています。日本郵船氷川丸とセットでの観光がオススメです。

<住所>
神奈川県横浜市中区海岸通3-9
<開館時間>
10:00〜17:00 月曜、年末年始休館。臨時休館日もあり注意。入館料は400円ですが、日本郵船氷川丸とのセット券500円がお得です。

<アクセス>
みなとみらい線(横浜高速鉄道みなとみらい21線)の馬車道駅から徒歩約2分。氷川丸からは徒歩約15分です。バスで移動する場合は警察本部前を下車です。
館内は大きくありません。ガッカリ感が大きいです。ただ客船の大型模型が多く展示されていますので、その類が好きな方にはいいかもしれません。尚、館内は撮影禁止部分が多く、特に船の模型は多く見受けられました。
日本郵船が所有していた豪華貨客船、浅間丸での1936年8月12日のディナーを復元したものだそうです。当時、西洋料理には帝国ホテル式と郵船式があると言われていたそうです。ドライカレーで言えば、三島丸で出されたものが最初であり、さらに挽肉が上に乗ったものを郵船式と呼んでいたそうです。なんでも、お馴染みのカレーと福神漬けの組み合わせも、日本郵船のコックさんが考案したものだそうですよ。


●よこはまコスモワールド
みなとみらいにある遊園地、コスモワールドは入園料は無料です。デート中や買い物の帰り、又は観光の合い間にちょこっと遊びたい時など気分転換には最高です。ちなみに大観覧車は800円。

<住所>
神奈川県横浜市中区新港2-8-1
<営業時間>
11:00〜21:00(土曜は22:00まで) 休園日は指定木曜日。

<アクセス>
桜木町駅からは徒歩約10分。みなとみらい駅から徒歩約3分。


●日本丸(にっぽんまる)
公園内にはかつての商船学校の航海練習帆船、日本丸があり、内部を見学することも出来ます。すぐ横には横浜みなと博物館もあり、横浜港の歴史も学べます。

<住所>
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-1-1

<入館料>
600円(横浜みなと博物館共通券)10:00〜17:00 月曜休館。
<アクセス>
横浜ランドパークタワーの向かい側となります。

不定期にボランティアの方々によって29枚すべての帆をひろげる日があります。この帆をひろげたり、たたんだりする作業に時間がかかるため、この日は船内を見学できる時間が限られているので注意です。詳しくは公式HPをご覧下さい。
こちらは日本丸のすぐ隣にある横浜みなと博物館になります。主に横浜港についての資料が多く展示されています。


●港の見える丘公園
横浜港や横浜ベイブリッジを見渡すことも出来る港の見える丘公園。あくまで山でなくて丘なので素晴らしい景色を期待するのはNGです。。 しかし地元では有名な観光スポットです。

<住所>
神奈川県横浜市中区山手町114
<アクセス>
元町・中華街駅から徒歩約10分。しかし急勾配の坂が待ち受けています・・ 周遊バス「あかいくつ」では、港の見える丘公園前を下車(100円)。これなら楽チンです。
近くには外国人墓地があります。ここは日米和親条約を結ぶために来日中のペリー一行のうち、客死した水兵が葬られた墓地です。昔は定番の観光スポットでもありましたが現在は。。。


●原鉄道模型博物館
横浜三井ビルディング内にある原鉄道模型博物館(はらてつどうもけいはくぶつかん)は、世界的にも有名なコレクター、故・原信太郎氏のコレクションの一部を展示した博物館です。室内では世界最大級といわれるジオラマは、大迫力。

<住所>
神奈川県横浜市西区高島1-1-2横浜三井ビルディング2階

<アクセス>
横浜駅から徒歩約10分、JR新高島駅からは徒歩約5分。
<営業時間>
11:00〜18:00(最終入館は17:30) 1000円。年末年始、火曜日休館。平成25年より撮影解禁となりました。

1番ゲージ(Iゲージ)の大ジオラマは大迫力(HOゲージの横浜駅ジオラマも有)で、老若男女問わずに感動するでしょう。車輪とレールは本物と同じく鉄でつくり、電気だって架線からパンタグラフを伝わります。夜の幻想的な風景に、信号機や踏切も連動するリアルさ。実車さながらのガタンゴトンといったリアルな音も再現します。他、原信太郎の鉄道史は、まさに鉄道バカ・・・


●三溪園(さんけいえん)
生糸貿易により財を成した実業家、原三溪(原富太郎)によって造られた三溪園は、明治39年に一般公開された外苑と、三溪が私庭としていた内苑の2つの庭園からなり、多くの重要文化財を含む、歴史的建造物や四季折々の自然が見所となっています。

<住所>
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
<開園時間>
9:00〜17:00 年末休園 500円。

<アクセス>
JR根岸駅から1番乗り場からのバスで約10分、本牧(ほんもく)を下車(220円)し、徒歩約10分。横浜駅からはJR京浜東北線で約10分170円で根岸駅です。横浜駅からのバス(220円)もありますが、混雑する上に30分以上かかります。
JR根岸駅からアクセスした場合のマップです。本牧バス停を降車後に矢印の方向へと進みます。半分くらい進むと、途中より案内看板があります。と言っても、ひたすら直進ですが・・ この案内看板があるあたりに、横浜駅経由(本牧三溪園前)のバス停がありますが本数は少なめです。しかも混みます。
最初は正門から入って左手方向の外苑から見ていきましょう。写真は入口にある八つ橋と呼ばれるところ。桜、スイセン、ツツジ、梅、蓮などなど、季節ごとに様々な花が見られるのも、ここ三溪園の魅力です。
三溪園は、決してマイナーな観光地ではありませんが、全国的な知名度は低いようです。ところが外国では横浜観光のひとつとして、そこそこの知名度があるらしく、当日も多くの外国人が訪れていました。
近くには旧家、高梨家の先祖が本牧の丘の中腹に建てたものを昭和52年に移したという天満宮があります。写真の天満宮の狛犬は空襲の爆撃によって首が欠け落ちてしまったのだとか。
すこしばかり階段を上がって高台にでると、国の重要文化財にも指定されている旧燈明寺三重塔があります。室町時代の1457年に建築されたもので、元は京都の燈明寺にあったものですが、廃寺となったために原富太郎が保存目的で移築。なんでも、関東最古の塔だそうです。
ここから展望台へと向かいます。とにかく園内は広いんです。
展望台のある場所は、初代、善三郎が別荘としていた松風閣があったところで、壊れてしまったレンガ壁がその面影を残します。
展望台って書いてあったから、てっきり園内が一望できるかと思ったら大間違い。東京湾が見えるのはいいんですが、手前の工場と道路が・・・
三溪園の一番の見所ともいえるのが三重塔と、合掌造のこの旧矢箆原家住宅(国指定重要文化財)です。もとは岐阜県の白川郷にありましたが、ダム建設により三溪園に移築されたそうです。
かなり大きな合掌造の建物ですが、持ち主であった岩瀬(矢箆原)佐助は、江戸時代には飛騨三長者のひとりとも言われていたそうですよ。屋内は毎日、囲炉裏で薪が焚かれているそうで、なんともいえない煙のいい香りが充満しています。
蚕の飼育が行われていた2階です。民具の展示もありました。
合掌造のすぐ近くにある旧東慶寺仏殿。こちらも重文だそうです。もとは鎌倉の東慶寺にあった仏殿です。
再び正門まで戻り(別に戻らなくてもいいのですが)、続いて内苑の見学へ。
でっけー庭です。
上の写真の右手には重文の臨春閣とかありますが、他にも重文を含む建造物も数多く、この先ちょっと割愛させて頂きます・・・
旧天瑞寺寿塔覆堂。こちらは豊臣秀吉が母のために建てた寿塔を覆うための建物だそうで1591年に建築されたもの。何気に重要文化財だったりします。
地蔵堂まで続く階段。
天授院(1651年)は、もとは建長寺の近くにあった心平寺の地蔵堂として建てられたもので、これまた重要文化財に指定されています。隣には京都伏見城内に建てられたものといわれている重文の月華殿や、茶室の金毛窟などもあります。
こちらは春草廬で、屋内には織田信長の弟であった有楽(織田長益)作といわれる茶室があります。
この先にも蓮華院とか海岸門とかの見所もあり、古建築の建物に四季折々の花など写真好きな人にも人気の観光スポットなようで、一眼レフカメラを持った人も多かったですよ。



神奈川県の観光