●海遊館(かいゆうかん)
太平洋の自然環境を再現した巨大な水槽『太平洋』が目玉の世界最大級でもある海遊館は世界的にも有名な水族館です。巨大なジンベエザメやカマイルカ、アシカや可愛らしいラッコなど生き物の数は全620種、30000もいるので、かなり見応えがあります。

<住所>
大阪府大阪市港区海岸通1-1-10
<アクセス>
地下鉄中央線の大阪港駅から徒歩約5分です。大阪港駅までは梅田駅からは御堂筋線で本町で中央線に乗り換え大阪港駅まで約30分、280円です。難波駅からのアクセスも御堂筋線で同じく本町経由で280円です。

<入館時間>
10:00〜20:00(不定期に変動あり) 入館料2300円。年に数日程度休館。
海遊館までは道が分からなくても、人の流れに乗っていけば辿り着くでしょう。
ちょっとその前に時間のある方は天保山公園に寄ってみましょう。この公園には、かつて日本一低い記録を持っていた天保山があります。標高はなんと4.53m・・・ 同じ公園内にある展望台よりはるかに低いです。て言うか、山頂の奥にある石垣の方が既に高いです・・・ ちなみに宮城県の日和山(ひよりやま)は東日本大震災の津波の影響によって、現在日本一低い山となったそうです。その標高、わずか3mしかありません。
さて海遊館へレッツラゴ〜。トンネル型水槽を通り抜け、エスカレーターで最上階の8階から順に見学していきます。
ラッコさんが可愛いです。
ペンギンも水族館ではお馴染みですね。
イルカも同じく水族館の人気者。
アシカも定番でしょう。
海遊館の見所は太平洋と呼ばれる円形の大型水槽です。水深が9m、水量は5400トンもあるそうです。デカ過ぎです。基本的にはこの円形の水槽を中心に眺めながらスロープを下っていく感じです。
アオリイカがとっても美味しそうです。すいません、釣りが趣味なもので・・・
イワシの大群は面白かったです。
大型水槽も底らへんまで来てしまいました。実はこの大型水槽「太平洋」に使用されるアクリルガラスは厚さ30cmもあり、これが103枚も使われているそうです。もしもこのフロアでガラスが割れたら助かる自信がありません。
底のほうには、いわゆる根魚が多くいるんですが、これまた美味しそうなんです。ね、美味しそうでしょ?
館内はこんな感じ。ぐるぐるスロープを下っていきます。
クラゲコーナーも今やどこの水族館でも定番ですね。
なんか宇宙を感じます。
氷の妖精、クリオネ(ハダカカメガイ)。
実は昔、サンゴ水槽に凝っていた時期がありまして、この水族館らしくない地味な水槽が何気に好きだったりします。

●大阪市立科学館
宇宙とエネルギーをテーマにした科学館で、なかでも世界最大級ドームスクリーンを持つプラネタリウムは見所の1つになっていて人気があります。

<住所>
大阪府大阪市北区中之島4-2-1
<アクセス>
地下鉄四つ橋線の肥後橋駅から徒歩約10分。

<営業時間>
9:30〜16:45 400円。プラネタリウム・オムにマックス(映画)はそれぞれ別途600円。月曜、年末年始休館。
館内はこんな感じです。先ずはエレベーターで一気に上まで上がり、下の階へと順に見学していきます。
全体的には子供向けな雰囲気です。科学館なんで仕方ないのかも。しかし、もうちょっと大人も楽しめるといいのだけれど。。。
と言いながら各実験コーナーでは大人でも、へぇ〜と感心するものが多いです。滑車コーナーも触りましたし、惑星の重力体験も試しちゃいました・・・
核分裂の連鎖反応は、大人であればちょっと恐怖を覚えます。
懐かしい昭和の電化製品コーナーもあります。ベーシック言語とか打ち込んでいた時代が懐かしいです。

●杭全神社(くまたじんじゃ)
由緒によれば、征夷大将軍の坂上田村麻呂の子である坂上広野が杭全荘を領地として賜ってこの地に居を構え、さらに子の坂上当道がスサノオを勧請し、862年に祇園社を創建したのが第一殿とされます。1190年には熊野證誠権現(イザナギ)を勧請し第三殿を、1321年には熊野三所権現を勧請し第二殿が建立されました。

<住所>
大阪府大阪市平野区平野宮町2-1-67
<アクセス>
JR大和路線(関西本線)の平野駅から徒歩約5分。JR難波駅からは約15分、180円です。境内自由。
知る人ぞ知る有名な神社なので鳥居も大きいです。地車(だんじり)と言えば岸和田が有名ですが、抗全神社で行われる祭事、平野のだんじり祭りも大阪市最大の規模を誇ります。祭りでは毎年鳥居前の国道25号線を猛スピードでだんじりが駆け抜けます。
弁天池という大きな池もありました。
こちらの門は大門と呼ぶそうです。
写真トップが拝殿でその奥に本殿があります。ただその手前に中門があり、これを本殿と勘違いしている人もいるようです。
こちらが本殿。本殿はそれぞれ第一、第二、第三とあり、それぞれ1690年、1513年、1513年に建立されたもので国の重要文化財にも指定されています。
摂末社も多く建立されています。写真は稲荷社。
写真は省きますが、他にも十柱社に恵比寿社、天満宮、鎮守社、田村社などなど見所?が満載です。

●全興寺(せんこうじ)
寺伝によれば全興寺は、聖徳太子がここ平野の地に小宇を建立し、薬師如来像を安置したのがはじまりだとされます。寺の特徴として、地獄体験が出来るユニークさ満載の寺院です。

<住所>
大阪府大阪市平野区平野本町4-12-21
<アクセス>
JR大和路線(関西本線)の平野駅から徒歩約15分。杭全神社からは10分程度です。境内自由。
平野駅からは、抗全神社を経由しない場合はサンアレイ本町通り商店街を通り抜けるのがオススメです。ほんと大阪ってアーケード商店街が多くて楽しいです。
何気に商店街の中には国の登録有形文化財があります。こちらは大阪市で最も古い(昭和4年)新聞販売店、小林新聞舗。
全興寺もそんなアーケード商店街の中にあります。案内によれば聖徳太子作と伝わる薬師如来像を本尊とする薬師堂全興寺。薬師堂が建てられた頃よりここに人々が住み始め平野の町が次第に広がったそうです。
境内に入りすぐ右手に駄菓子屋さん博物館なるものがありました。駄菓子というか昭和のおもちゃがたくさん展示されていました。
写真トップの本堂は大坂夏の陣で一部を焼失し、1661年再建されたもの。堂内には真田信繁(幸村)が家康暗殺のために地蔵堂に仕掛けた地雷が爆発し、地蔵の首が当寺まで飛来したと伝わり、首の地蔵尊として安置されています。しかしながら、全興寺の見所というか、大半の訪問者の関心はこの建物内にあります。取り合えず、中に入る前にあなたの極楽度・地獄度をチェックをしておきましょう。
なんとこの地獄堂では地獄体験ができるんです。正面に閻魔大王が左手には審判を行う十王が、右手には舌を引き抜こうとする獄卒と罪の重さを調べる奪衣婆の姿もあります。
人は死後、三途の川(橋、浅瀬、深瀬の渡り場のある川)を渡るという。その川の通行料(六文銭)を持ってこなかった死者の衣服を剥ぎ取り、奪衣婆(だつえば:だついば)がその衣服の重さで罪の重さを計るという。尚、善人は橋を渡るので衣類は当然軽くなります。

ドラを叩くと地獄の説明ビデオが流れます。ちなみに、恐る恐る奪衣婆の足元を覗くと、裁きを待つ死者の姿が見えます。地味に恐ろしい・・・
この石の穴に頭を入れると地獄の釜の音が聞こえるらしい。恥ずかしいので頭を入れませんでしたけど。。
お釈迦様が入滅する時の姿をあらわした涅槃仏(ねはんぶつ)。
なんとも怪しげな、ほとけのくにの入口。
・・・・ 瞑想もできます。まぁ、とにかく楽しいお寺です。

●難波八阪神社(なんばやさかじんじゃ)
社伝によれば古来「難波下の宮」と称し難波一帯の産土神で、祇園牛頭天王をお祀りする古社とされます。獅子舞台という獅子(牛頭天王)の形をした舞台があることで有名です。

<住所>
大阪府大阪市浪速区元町2-9-19
<アクセス>
難波駅より徒歩10分程度です。境内自由。
ここが正面入口っぽいです。訪れる人は日本人以外のアジア人の姿がチラホラとある程度です。
なにがある神社でもないのですが、この獅子舞台が異様に目立ちます。牛頭天王を祀っているということで、決してふざけているわけではないのでしょう。そう信じましょう・・・



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