大阪駅や梅田周辺をキタ、難波周辺や道頓堀、心斎橋周辺をミナミと呼び、繁華街や歓楽街が集中する西日本最大の都市でもある大阪。大阪城や通天閣などの観光地は勿論、街は江戸時代の頃より大阪の食い倒れと知られ、たこ焼き、ねぎ焼き、お好み焼き、串カツ、イカ焼、うどんに懐石と、食いしん坊の人には魅力ある街です。見所、遊び所も豊富で、ここから神戸や京都、奈良などのアクセスが良いのもいいですね。

<お土産>
ひとくち餃子の点天、551蓬莱の豚まん、たこ焼き味のスナック、お好み焼き味のスナックなど。大阪府のお土産
大阪観光に新幹線を利用する場合、新大阪駅から大阪駅にアクセスします。距離は1駅で160円です。大阪駅、梅田駅は共に近く一帯は賑わいをみせます。また地下街も巨大で、その広さは東京駅の比較にならないほどに長〜い地下街があります。新大阪駅から難波や道頓堀へとアクセスするには、地下鉄御堂筋線(みどうすじせん)で、なんば駅まで約20分、280円です。なんば駅は他にもJR難波駅、難波(南海)駅、近鉄難波駅と周辺にあり一帯は全て賑わいがあります。グリコの看板や、かに道楽もある道頓堀までも歩いてすぐです。

飛行機を使って大阪観光をする場合、伊丹空港(大阪国際空港)が便利です。大阪には関西国際空港もありますが、こちらは少し距離が離れます。伊丹空港から大阪駅までのアクセスは、モノレールで蛍池駅まで行き、そこから阪急宝塚本線で阪急梅田駅です。時間にして30〜40分で420円。梅田駅と大阪駅は同じような場所にあります。梅田駅からなんば駅に向かう際も地下鉄御堂筋線が便利です。又、梅田駅も難波駅同様に阪急梅田駅、地下鉄梅田駅、同位置にある大阪駅と頭が混乱しないよう注意です。さらには阪神梅田、北新地駅、東梅田駅、西梅田駅も同じような位置にあります・・・ 関西国際空港からは大阪、難波までは約1時間程度です。
東京の観光とは違い、大阪の観光では環状線を使う頻度は少なく、地下鉄がとても便利です。主に大阪市営地下鉄の御堂筋線を中心に観光では役に立ちます。面白いことにこの御堂筋線、地下鉄と言いながらも地上付近をかなりの部分走っています。
大阪駅から通天閣やユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)までのアクセスは、通天閣まではJR環状線内回りで新今宮駅。又は地下鉄御堂筋線で動物園前駅が便利です。そこからどちらも徒歩約10分。USJまでのアクセスは、JR環状線内回りで西九条駅。そこからJR桜島線でユニバーサルシティ駅です。約15分で180円。縦のピンク色のラインが御堂筋線で、円になった路線がJR環状線です。JRや、私鉄、その他の地下鉄を上手く組み合わせて移動しましょう。又、新大阪から京都や神戸・三ノ宮までJR東海道本線(快速)で約30分。奈良までは約1時間でアクセスが可能です。

●大阪・梅田
西日本を代表する大都市、大阪。大阪駅から梅田駅にかけて百貨店や複合商業ビルが建ち並び、大変賑わいがあります。又、迷路のように広がる地下街にもショッピングエリアやグルメスポットが沢山あり、こちらも人通りが絶えません。

<アクセス>
新大阪駅から大阪駅まで1駅、160円です。
東京駅にも劣らないほど巨大な大阪・梅田の地下街。東京駅と比較してみると、梅田の場合は場所場所で通路が狭かったり、突然進行方向が斜めになったりと、方向音痴になりやすい罠が多く仕掛けられています。特にディアモール大阪、ホワイティうめだあたりは要注意!GPSを駆使して迷子にならぬよう気をつけましょう。
くいだおれ大阪と呼ばれるように、大阪にはお好み焼き、たこ焼きなどの粉もんは是非食べておきたいですね。お好み焼きは何処で食べても美味しくて、たこ焼きはとにかく安くて店の多さには驚きます。写真は阪急東通商店街で、
さらに先の天満駅近くには日本一長い商店街、天神橋筋商店街もあります。その長さは、なんと2.6kmというから驚きですね。
こちらは日本橋駅近くにある大阪の台所、黒門市場です。東京の築地とは違い、京都の錦市場のような雰囲気です。とにかく広く、食べ物なら何でもある感じです。例えばですけど、ちょこっと寿司を買って、横にある小さいテーブルでサクっと食べる感じのスペースも所々にあって、食べ歩きにも最高の市場です。
場所は日本橋駅からすぐの所にあります。御堂筋線を利用する場合はなんば駅から巨大な地下街、なんばウォークをまっすぐ進めば日本橋駅です(約10分)。
JRの大阪駅に隣接する阪神・阪急電鉄・大阪市営地下鉄の梅田駅は、JR側と比べ駅も巨大です。関東の場合はJRを中心に脇を私鉄が固めている感じがしますが、関西はその逆で、私鉄の中にJRが申し訳なさそうに走っている感じがします。JRの駅も恐ろしく大きいんですけどね。

●なんば・道頓堀・心斎橋
大阪へ来たら是非とも寄ってみたい道頓堀。テレビでよく見かけるグリコのネオンに、かに道楽は人気の撮影スポットで、たこ焼き屋に、お好み焼き屋などの粉もんや、人気の金龍ラーメンなどさすが、くいだおれ大阪。なんば周辺や心斎橋周辺も同じような賑わいがあります。

<アクセス>
大阪駅から道頓堀までは、梅田駅から地下鉄御堂筋線で、なんば駅までが便利です。大阪では東京の山手線のようなJR環状線もありますが、地下鉄御堂筋線のほうが観光では役に立ちます。
難波駅から道頓堀、心斎橋にかけて人通りは絶えません。写真はグリコの看板と、かに道楽の間にある戎橋(えびすばし)から北側を撮影したものです。この辺りは週末の夜ともなれば、観光客と地元の人達で溢れ大混雑します。
で、何故か人気のグリコの看板です。観光客人気の撮影スポット!グリコマンと呼ぶらしい。。。
戎橋を中心に北は心斎橋、南は難波まで賑わいがあり大阪一の繁華街でもあります。飲み屋などが集まる場所は地図上ではグリコの看板から左手方向に巨大な歓楽街があります。
たこ焼き屋さんも多いので食べ歩きもいいですね。カニの摘み食いとかもできます。。。
繁華街から大通りを渡った西側が歓楽街となっています。大都市だけあって飲む場所には困りません。お土産用にイカ焼き、たこ焼き、ねぎ焼き、お好み焼き、明石焼きなどの粉もんを店の外で売っているところもあり、お酒を飲まない人にも便利です。
どうも賑やかなところは苦手・・・ そんな方には少し歩いた場所に法善寺横丁といった風情ある通りがあります。最近週末とかは混んでますけど・・・ 石畳の道の両脇には飲食店が軒を連ね、入口近くには映画や小説でも有名な夫婦善哉もあります。一人前なのに椀が二つ出てくる甘味処で人気があります。隣には水掛不動で有名な法善寺があり、場所は地図の法善寺を目印にしてくださいね。
毎日、水を掛けられている法善寺の水掛不動(西向不動尊)は全身、苔で覆われてしまっています。
こちらは南海難波駅前になります。難波駅周辺も飲み屋さんも多く、食べ歩きだけではなく一杯飲む場所にも困りません。
こちらは難波駅近くにある、なんばグランド花月。お笑いと言えば吉本興業。その本拠地とも言える場所がこのなんばグランド花月です。年中無休で1日に2〜3回程度の公演がありますが、座席は全て予約指定席となっていますので注意です。
地図上の難波駅の右下方向には大阪を代表する電気街、日本橋があります。駅からそれ程離れていないものの、歩いている人の雰囲気が明らかに違います。周辺はいわゆるオタクと呼ばれる人達で溢れ、客引きのメイド服を着た女の子もいたりして、東のアキバに対して西のポンバシと呼ばれるそうです。尚、東京の日本橋は「にほんばし」と呼ぶのに対し、大阪にある日本橋は「にっぽんばし」と呼びます。
電気街は左の地図を参照してください。難波駅から徒歩5分程度です。オタク系の人達が集結し、東京の秋葉原ほどではありませんが、その異様な光景は同じです。。ホコ天にはなっていませんが、周辺は人で埋め尽くされていますので実質、歩行者天国となっております。。

●新世界
大阪観光に来たら通天閣のある新世界と呼ばれるこのエリアも、是非とも訪れたい場所の1つです。中でもビリケンさんのいる展望塔、通天閣は外せません。他にも一帯には名物の串カツ屋さんが沢山あり、店によってそれぞれ油、衣、ソースと味に違いがあるので食べ歩きも楽しいですね。

<アクセス>
大阪駅からJR環状線で新今宮駅。運賃は180円で15分程度。そこから徒歩10分程度。地下鉄御堂筋線を利用する場合は、梅田駅から動物園前駅まで240円で20分程度。そこから同じく徒歩10分程度です。北側には地下鉄堺筋線の恵美須町駅もあります。
駅を降りて展望塔を目指せば道に迷うことはありませんが、間違って駅の反対側へ歩いてしまうと日本最大のドヤ街(日雇労働者の溜まり場)、あいりん地区に向かってしまいますので注意です。

地図上の上のほうに難波駅があります。難波駅から歩いて行けない距離ではありませんが、よほど時間に余裕がある人以外は電車に乗ったほうが無難でしょう。
通天閣まで続く道には、串カツの有名店がずらりと並びます。どの店も安くて美味しいですよ。ただ、平日はどのお店も比較的空いているのですが、連休ともなると、普段人気のないような串カツ屋までも時間に関係なく行列していますので注意です。
新世界へ来たら通天閣にも上ってみましょう。高さはそれほどないものの、遠くには梅田や難波、大阪城に六甲山まで望むことが出来ます。営業時間は9:00〜21:00で年中無休、料金は700円です。
展望台のフロアには有名なビリケンさんがいます。ビリケンさんは、アメリカの女流美術家が夢で見た神様をモデルとした像だそうで、あらゆる願いを聞いてくれる幸運の神様として多くの人に愛されています。本当に御利益があるのかどうかは知りませんが、皆さん足の裏をなでなでしてますよ。
再び通天閣を出て周辺を散策すると、昭和を感じさせるなんとも言えない雰囲気の劇場があったりします。普通の映画の他、ポルノ映画もあったりします。
明治から昭和にかけて活躍した伝説の棋士、坂田三吉の碑です。
すぐ近くにはアーケード街のジャンジャン横丁があり、人気の串カツ店や将棋道場など下町の風情が残っています。写真は平日ですが、この場所も週末は大混雑します。場所は地図の動物園前駅の右側あたりの道で線路を挟んで南北へと続いています。
皆さん、集中して将棋を指しています。1000円程度で遊べますが、将棋の格言「居玉はさけよ」の意味が分からない人は入らないほうが無難です・・・

●鶴橋
日本最大のコリアタウンのある鶴橋駅周辺。韓国系の飲食店は勿論、手軽に食べられるスナックから肉、野菜、キムチなどなど晩御飯のおかずまで揃います。お土産として匂いのきついキムチなども全国発送してくれるので安心です。

<アクセス>
大阪駅やなんば駅から10分程度。JR大阪環状線で約15分180円。近鉄とJRの駅が隣接しています。
食べ物以外にも衣類を扱っている店も多く、韓国系のものならなんでも揃います。アーケード街はクモの巣状態に張り巡らされていて、道に迷ってしまう確率が高いのでお子様連れは特に注意してください。
なかでも観光客に人気があるのが、駅から歩いて15分も離れた場所にある生野コリアタウン。駅周辺が飲食店や生活雑貨を扱う店が多いのに対し、生野コリアタウンは、土産物を買ったり、食べ歩きに向いている場所となっています。場所は大変分かりづらく、コリアタウン入口にある御幸森天神宮を目印にすると良いでしょう。

●大阪城
豊臣秀吉によって1583年に築城された大阪城。秀吉亡き後は秀頼が入城しますが、徳川家康との対立によって大坂冬の陣、続く大坂夏の陣によって豊臣氏は滅び大阪城も焼失します。その後、再建によって豊臣大坂城の遺構の殆どは埋まってしまい、さらには徳川大阪城となってからも焼失して現在の天守は昭和になってから建てたれたものです。しかしながら一部の櫓や石垣は現存し重要文化財にも指定されています。

<開館時間>
9:00〜17:00(最終入館16:30)、延長期間もあります。年末年始は休館。
<利用料金>
600円。コースとしては健常者であっても先ずはエレベーターで最上階まで行ってから見学開始です。なんとも大阪らしい。。

<住所>
大阪府大阪市中央区大阪城

<アクセス>
大阪駅からはJRの大阪環状線外回りで大阪城公園駅まで約10分、160円です。そこから天守まで徒歩15〜20分程度です。最寄駅は他にもJR大阪環状線の森ノ宮駅、JR東西線の大阪城北詰駅、地下鉄の天満橋駅や大阪ビジネスパーク駅、谷町4丁目駅などがあります。
大阪観光の定番スポットとはいえ展示資料は乏しく、場合によっては見学時間は30分もかかりません・・・ 特別展では関ヶ原の戦いで東軍として活躍し、大阪夏の陣では徳川方として戦った黒田長政が、その戦いの様子を絵師に描かせた屏風絵「大坂夏の陣図屏風」が展示されることがあります。

豊臣秀吉(木下藤吉郎、羽柴秀吉)
百姓の生まれの秀吉は織田信長に仕え、今川義元を討ち取った桶狭間の戦いなどの数々の功績をあげ頭角をあらわします。信長が本能寺の変で明智光秀に討たれると、山崎の戦いでは光秀を征伐し、その後は賤ヶ岳の戦い、九州征伐、小田原の役と続きようやく1590年に信長が果たせなかった天下統一を成し遂げます。
大坂冬の陣
天下統一を成し遂げた秀吉の亡き後、豊臣政権での徳川家康の影響力は大きくなり、再び覇権争いが起こります。1600年の関ヶ原の戦いで徳川方の東軍が勝利し、家康が朝廷より征夷大将軍に任じられ、政権は安定するかに思われましたが1614年の冬、それを快く思わない豊臣家と徳川幕府との間で再び戦いが勃発します。豊臣方はかつて豊臣家に恩あった大名や真田信繁などの浪人を集め約10万人の兵力。対する徳川方の兵力は約20万人。徳川方が優勢も大阪城の守りは堅く、互いに兵糧不足となったことから、城の外堀を埋める事や秀頼の身の安全などの条件のもと和議は成立します。

大坂夏の陣
1615年の夏、再び戦いが起こりますが、入念に戦いの準備をしてきた16万人に近い兵力の徳川方に対して一部の浪人を解雇した約8万人の豊臣方との戦力には大きな差があり、さらには城の外堀も埋め立てられてしまったため徳川方が優勢となります。なかでも真田信繁は徳川本陣まで攻め込み、家康も自害を覚悟するほどだったそうですが結果、豊臣方は敗北します。そして豊臣秀頼は自害。秀頼の子の国松も処刑され、豊臣家としての権力は衰退していきます。
豊臣大阪城は現在の位置とは少し違っていたようです。なので徳川大阪城からの眺めといったほうが正解なのでしょうか。とは言え、見えるのは近代的なビル群ですが・・・

●四天王寺(してんのうじ)
四天王のご加護によって物部氏との戦いに勝利した聖徳太子が建立した日本仏法最初の大寺。593年に建立された四天王寺は奈良にある法隆寺よりも古く飛鳥寺と並ぶほどですが、残念ながら現在の四天王寺は昭和に再建されたものです。初詣には毎年多くの参拝客が訪れます。

<住所>
大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18

<拝観>
境内自由ですが、中心伽藍、宝物館、本坊庭園は有料(共通券700円)。
<アクセス>
地下鉄谷町線で四天王寺前夕陽ヶ丘駅より徒歩約10分。他、JR環状線、又は地下鉄の御堂筋線の天王寺駅で、徒歩約15分。

一帯の地名でもある夕陽ヶ丘(夕陽丘町)は、その昔この台地のすぐそばまで海がせまり、西の海に夕日が沈みゆき、茜色に染まる空の美しさに、いつしかそう呼ばれるようになったそうです。
百済(くだら)の聖明王の使者が仏像や経典などを倭(日本)に持ち込み、仏教が公伝すると崇仏派と排仏派との間で対立がおこり、その対立は蘇我馬子(そがのうまこ)と物部守屋(もののべのもりや)の代まで続き、ついに戦いへと発展します。
蘇我氏側についた厩戸皇子(うまやとのみこ)と呼ばれた聖徳太子は蘇我氏側につき、仏法に帰依する人を守護すると言われる四天王像をつくり、この合戦で勝利した際にはこの四天王像を安置する寺を建てることを誓願し見事、物部氏を滅ぼしました。詳しくは奈良県の法隆寺を参照して下さい。

写真は中心伽藍にある四天王寺の本堂となる金堂。平安時代までは四天王を祀っていましたが、その後は救世観音を祀っています。
中心伽藍にある五重塔で、釈迦三尊の壁画と四天王の木像を祀っています。
伽藍復興に際し昭和31年〜33年の発掘調査で見つかった排水溝。金堂の雨落溝の排水目的としてつくられたと考えられ、現在の堂塔の位置に変化のないことが実証されました。尚、場所は東側の回廊にあります。
こちらはゴ〜ン、ゴ〜ンと鐘が鳴り響く北鐘堂(黄鐘楼)。毎月21日と22日は、それぞれ弘法大師空海と聖徳太子の命日にちなんで縁日となり、写真のように多くの露店が集まっています。又、これらの月命日には中心伽藍が無料開放されます。
薬師如来と四天王を祀っている六時堂。こちらも再建されたものですが、時期は江戸時代のもの。
こちらの亀井堂の霊水で供養を済ませた経木を流すと極楽往生が叶うそうです。
んで、経木が流されている写真。供養ですので経木には亡くなった方の法名が書かれています。
こちらは聖徳太子を祀る太子殿(聖霊院)です。般若心経、十七條憲法の写経もこちらで行うことが出来ます。

●勝鬘院(しょうまんいん)
593年、聖徳太子によって建立された四天王寺。その寺内に薬草を栽培して、庶民の救済施設としたのが愛染堂の前身となる施薬院でした。やがて施薬院は太子が勝鬘経というお経を講じたことから勝鬘院と呼ばれるようになり、本尊に愛染明王を祀ることから愛染堂、愛染さんとも呼ばれ、良縁成就・商売繁盛にご利益があるそうです。

<住所>
大阪府大阪市天王寺区夕陽ヶ丘町5-36
<アクセス>
地下鉄谷町線の四天王寺前夕陽ヶ丘駅から徒歩約5分。又はJR環状線の天王寺駅から徒歩約15分。四天王寺とセットでの観光がオススメです。

<開門時間>
9:00〜16:30 境内自由。
この愛染の霊水を飲めば愛嬌を授かり、運が開ける恋愛成就の水として人気らしい。
愛染かつらの木は、樹齢数百年ともいわれ、ノウゼンカツラが巻き付いて一体となったこの木は、男女の仲を結んでくれる縁結びの霊木とされます。
重要文化財にも指定されている多宝塔は593年、聖徳太子の建立で、豊臣秀吉によって1597年に再建されました。尚、大阪市では最古の木造建造物となります。勝利開運の本尊、大日大勝金剛尊は毎年愛染まつりの時のみ公開となります。

●大江神社(おおえじんじゃ)
愛染堂のすぐ脇にある、四天王寺の鎮守として建てられた大江神社は、祭神に五穀豊穣の祖神である豊受大神やスサノオらを祀っています。又、江戸時代の頃より鎮座(江戸時代のものは蔵に保管中)していたという狛犬ならぬ狛虎は、阪神タイガースの守り神としても有名です。

<住所>
大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町5-40
<アクセス>
(勝鬘院)愛染堂のすぐ隣です。境内自由。
百歳(ももとせ)の階段
この階段は101段あり、人生の区切り百歳よりあともう一歩、心も身体も健康でありますようにと願いをこめて名付けられたそうです。ちなみにこの鳥居ですが玉造駅から向うと愛染堂⇒大江神社⇒さらに奥側にあります。
百歳の階段の脇には隣にある愛染堂から名付けられた、どこか趣のある愛染坂という坂があります。
うお〜、犬じゃなくて虎がいるぅ〜!しかも、虎=タイガースって、とても分かりやすい構図です。

●住吉大社
すみよっさんの名で親しまれ、特に初詣の時には多くの参拝者が訪れる住吉大社は全国にある住吉神社の総本社で、1810年に造られ国宝となっている本殿は全部で4棟あり、住吉三神と神功皇后を祀っています。

<住所>
大阪市住吉区住吉2-9-89
<アクセス>
地下鉄御堂筋線なんば駅から南海電鉄に乗り換え住吉大社駅を下車、約20分210円です。

さすが住吉神社の総本社だけあって境内も広く、淀殿が寄進したとされる朱色の美しい反橋(太鼓橋)や、鳥居をくぐった先にある第一本宮〜第四本宮からなる国宝の本殿に石舞台など見所?も豊富です。

全国的にはあまり知られていませんが、住吉大神(住吉三神と神功皇后)を祀った住吉大社は日本三大住吉の一つであり、全国にある住吉神社の総本社として位置づけられています。
駅から住吉大社へと向かう道路には路面電車(阪堺電車)も走っています。沿線には阿倍王子神社、安倍晴明神社、帝塚山古墳などのB級スポット的な場所もあります。又、終点の天王寺駅前からは地下鉄御堂筋線やJRへの乗り換えも可能です。
かつて海までの距離が近かった住吉大社。日本神話ではイザナギが禊をした際(宮崎県の観光を参照)に産まれたとされる住吉三神は海の神様としても知られ、写真の反橋手前にある左右の絵馬殿には船の絵馬も奉納されています。
美しい朱塗りの反橋(太鼓橋)は、見ての通りかなり急な階段となっているのですが、足の悪い方は迂回もできますのでご安心を。
こちらは重要文化財にも指定されている石舞台です。豊臣秀頼によって寄進されたもので、日本三舞台の一つにも数えられています。
すみよっさんの名の他に住吉大社では、はったつさんの名でも有名な末社があります。商売の神様がいる住吉大社では毎月最初の辰の日には商売発達を願い、こちらも多くの人が訪れます。この可愛らしい招き猫を偶数月には右手を、奇数月は左手を挙げたものを毎月集め(500円)、12ヶ月×4年=48体(始終発達)になると・・・
・・・さらに大きな招き猫と交換(5000円)してくれます。さらにこの巨大な猫、右手と左手を挙げたものを揃えれば、より巨大(写真よりかなり巨大な・・・)な招き猫と交換(1万円)してくれます。
こちらは御田植で、毎年10月17日の神事にはこちらの初穂が神前に供えられます。

●万博公園(日本万国博覧会記念公園)
1969年には東京オリンピックが、1970年にはアジアで初めて国際博覧会が日本で開催されました。さらに高度経済成長にあった日本は、この後にバブル経済を迎えることとなります。そんな日本の高度経済成長の象徴とも言えるのが、大阪万博のシンボルであった太陽の塔です。

<住所>
大阪府吹田市千里万博公園
<入園料>
250円。

<アクセス>
地下鉄御堂筋線(北大阪急行線)で千里中央駅。そこから大阪モノレールで万博記念公園駅を下車、約30分610円です。

とにかく万博記念公園の敷地は広く、日本庭園に自然文化園、国立民族学博物館など一日いても飽きないほどです。
入園してすぐに目に付くのが巨大な建造物、太陽の塔です。芸術家の岡本太郎が制作したことでも知られ、高さは65mもあります。正面の顔は現在を現し、さらに上の方にある黄金の顔は未来を表しているんですって。
正面の顔に対して裏側の顔はちょっと怖い雰囲気です。裏側の顔は過去を表すんだそうです。芸術は爆発だぁ〜 by岡本太郎。
園内でお薦めの施設が、世界の民族文化を学ぶことができる国立民族学博物館です。入館料は万博公園の入園料とセットで420円とかなり安いのも嬉しいです。
館内はオセアニアを出発し地球を東回りに世界一周し、最後に日本で終わる地域展示と、言語・音楽などの通文化展示で構成されています。かなり見応えがあります。

●石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)
石切さんの名でも親しまれている石切劔箭神社は、饒速日尊(にぎはやひのみこと)と、可美真手命(うましまでのみこと)を祀っています。でんぼ(癌・腫れ物・ニキビ等)の神様としても知られ、百度石の間を行き来(100回参拝)するお百度参りが全国的に有名です。

<住所>
大阪府東大阪市東石切町1-1-1
<アクセス>
近鉄けいはんな線の新石切駅から徒歩約10分。近鉄奈良線の石切駅からは徒歩約15分。境内自由。大阪駅からはJR環状線で鶴橋駅で近鉄奈良線へ乗換です(約30分480円)。新石切駅方面からアクセスする場合は、大阪駅からは梅田まで徒歩⇒御堂筋線の本町駅⇒近鉄けいはんな線の新石切駅です(約40分、550円)。他、東梅田駅まで徒歩⇒地下鉄谷町線の谷町四丁目⇒近鉄けいはんな線の新石切駅(約40分、550円)。
石切劔箭神社から近鉄奈良線の石切駅あたりは、上り坂となっています。私の場合、新石切駅⇒石切駅と抜けましたが、アクセスの利便性もあり、多くの人は石切駅から向っていました。尚、車の場合は、やや大きな有料駐車場が絵馬殿の隣と、本殿裏手にあります。
南駐車場近くにある絵馬殿です。駅から歩いていくと見落としそうな場所にあります。
トップの写真が本殿で、朝早くから参拝している人が多くいます。皆さん参拝を終えたと思ったら、百度石という石のまわりをまわって再び参拝しています。これは、一度のお参りでは神様に通じないかもしれない切なる願いをお聞き届けいただくための、お百度参りです。無理して百回しなくてもいいそうです。又、参拝の助けとなる百度紐は授与所などで配っているそうです。
石切劔箭神社は訪れる参拝者も多いので、参道はとても賑やかです。
食事処や土産物屋と並んで多いのが占いの店です。石切駅に近づけば近づく程に、一体ここは何なのか!と思うほどの占いの店が乱立しています。
一応、名所の石切大仏も鎮座していらっしゃいます・・・



大阪府の観光