有名パティシエの洋菓子店が多く集まる東京。一度は食べてみたい、こちらではそんな東京のケーキ屋さんを紹介しています。土産物としては適していませんが、帰りの新幹線や飛行機で優雅に味わってみては如何でしょう?

トシ・ヨロイヅカ トシ・ヨロイヅカ
国内外の有名店で修行し、INTERSUC 2000(パリ)では見事優勝を果たした鎧塚俊彦氏。スウェーデン国王の晩餐会ではその腕前を披露するなどの実力派。写真手前はスペシャリテ(看板商品)の鏡のように美しいジャン・ピエール。期待を裏切らない濃厚な味で、とても美味しいです。左手にあるナッツぎっしりのシュー・ペイザンヌも人気の定番商品です。アクセスはJR又は地下鉄日比谷線の恵比寿駅から徒歩10分程度です。恵比寿店の他、東京ミッドタウンにも店を構えます。
エーグル・ドゥース エーグル・ドゥース
日本では数少ないルレ・デセールの会員でもある寺井則彦オーナーのお店。定番のショートケーキ、シャンティーフレーズは、きめの細かな生地にコクのある生クリームとの相性が抜群で、素直に美味しいの一言。他にも種類豊富なスイーツがショーケースに並びます。アクセスはJR目白駅より徒歩約10分です。
アテスウェイ アテスウェイ
クープ・ド・フランス世界大会での総合優勝という輝かしい経歴を持つパティシエ、川村英樹氏のお店。東京においては常に人気上位の有名店で、定番の苺のショートケーキ、ガトーフレーズは、ボリュームあるふわふわとした生クリームが特徴です。他にも同じくらい人気のモンブランをはじめ種類豊富なスイーツ、意外にもパンなども人気があります。アクセスはかなり悪く、JR西荻窪駅から徒歩約10分、JR、又は井の頭線の吉祥寺駅からでも徒歩15分程度です。
モンサンクレール モンサンクレール
数々の洋菓子コンクールで優勝経験を持つパティシエ辻口博啓氏のお店。手前にあるのは仏菓子コンクール、ソペクサ優勝受賞作のセラヴィ。チョコムースがふんわりと滑らかで美味しいです。奥にあるのは、こちらも定番のセゾンドガトーで、中には季節のフルーツが入ります。アクセスは東急東横線の自由が丘駅から徒歩約15分と微妙に遠い・・・
自由が丘ロール屋 自由が丘ロール屋
モンサンクレールのオーナーシェフ辻口博啓氏のロールケーキ専門店です。写真手前側は定番の自由が丘ロール。生クリームの他にカスタードクリームも混じり、口当たりはとても滑らか。奥にあるのはフルーツロールです。アクセスは東急東横線の自由が丘駅から徒歩約10分。同オーナーシェフのモンサンクレールから歩いても5分程度の場所にあります。
オリジンーヌ・カカオ オリジンーヌ・カカオ
日本でも数少ないルレ・デセール会員の川口行彦氏のお店であるオリジンーヌ・カカオ。川口氏は日本初のチョコレート専門パティシエ。写真は、左手が定番のチョコレートケーキ、フォレノワール。手前はカカオ分80%というチョコレート好きにはたまらない、これも定番のケッツアです。店舗は東急東横線、自由が丘駅から徒歩5分程度のところにある自由が丘スイーツフォレスト内に本店が、JR新橋駅(日比谷口、又は烏森口側)から徒歩5分程度のところに新橋店があります。
イデミ・スギノ イデミ・スギノ
パティシエの世界大会、クープ・ド・モンド・ド・ラ・パティスリーで優勝し、日本でも数少ないルレ・デセール会員でもある杉野英実氏のお店。ムース系が多いため優勝作品でもあるアンブロワジーをはじめ多くのケーキはイートインのみですが、テイクアウト商品も充実しています。アクセスは東京駅から歩いて10分程度です。有楽町駅からのほうが若干近いです。地下鉄では銀座線の京橋駅や都営浅草線の宝町駅からだと2~3分となります。
オーボンヴュータン オーボンヴュータン
東急大井町線の尾山台駅から徒歩約5分程度の場所にあるオーボンヴュータン。オーナーシェフの河田勝彦氏は、フランス伝統菓子の第一人者として知られ、これまでにも多くの有名パティシエを輩出してきた有名過ぎるくらい有名なお店です。写真は手前右が定番のオー・ボン・ヴュー・タン(お酒強め)、左手がフロマージュ・クリュ、中央がビスキュイ・オー・フリュイです。他にも焼菓子やチョコ、ジャムなど品揃えも豊富です。イートイン可ですが店内はいつも混んでいます。
フレデリック カッセル フレデリック カッセル
数々のコンクールで優勝し、2003年にはルレ・デセールの会長に就任したフレデリック カッセル。この店のスペシャリテはなんといっても、ベスト ミルフイユに輝いたミルフイユ ヴァニーユです。キャラメリゼしたフィユタージュ(パイ生地)に、こだわりのクリームとの相性は抜群です。尚、このミルフイユとは千枚の葉という意味で、ミルフィーユは千人の娘といった違う意味の発音となるそうです。銀座三越に店舗を構えアクセスは東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線の銀座駅、有楽町線では銀座一丁目駅を下車です。
ル パティシエ タカギ ル パティシエ タカギ
国内やフランスの名店で修行し、数々のコンクールを受賞した経験を持つ高木康政氏のお店。ル パティシエタカギをオープンさせた翌年には、近くにル ショコラティエ タカギもオープン。写真左はフランスの有名なコンクール、ガストロノミック・アルパジョンの優勝作品でもあるアルパジョンは、ほんのりとお酒の香り漂うチョコムース。店のスペシャリテでもあり人気No.1です。写真右がNo.2のショートショート。場所は世田谷区深沢にあり、最寄駅は東急田園都市線の桜新町駅となりますが、かなり駅からは離れています。
パティスリー ラ・ヴィ・ドゥース パティスリー ラ・ヴィ・ドゥース
オーナーシェフの堀江新氏は数々のコンクールで入賞経験を持ち、フランスの有名なシャルル・プルースト コンクールにおいては1995年に見事優勝を果たしたこともある実力派パティシエです。写真右側が、そのコンクール優勝作品で、店のスペシャリテでもあるラ・ヴィ・バッカス。優しい味のチョコムースにオレンジのコンフィが隠れています。左側はマンゴー&クリームチーズの、ギャルソンヌ。絶妙なハーモニーで美味しいです。お店は都営新宿線の曙橋から歩いて(A1出口)2~3分のところにあります。他、横浜店も有。
パティスリー ジュンウジタ パティスリー ジュンウジタ
鎌倉にある人気店、パティスリー雪乃下のシェフパティシエであった宇治田 潤氏が2011年に独立し目黒(東急東横線の学芸大学駅、又は都立大学駅より徒歩15分)にオープンさせたジュンウジタ。写真は左がクリームチーズ系のフロマージュ エラーブル。右はカカオ65%のショコラガナッシュのタルトにヘーゼルナッツのミルクチョコクリーム。お酒のかなり効いた2層のチョコにナッツとカラメルのカリカリとした食感が楽しいです。
パティシェ ジュン ホンマ(PATISSIER JUN HONMA) パティシェ ジュン ホンマ(PATISSIER JUN HONMA)
こちらはJR中央線・京王井の頭線の吉祥寺駅から徒歩6分の井ノ頭通り沿いにある本間淳氏のお店。その名もパティシェ ジュン ホンマ。写真左奥は和栗のモンブランで、栗が丸々1つ中に隠れています。右手が濃厚ガナッシュとコーヒーを組み合わせたグランプラス。手前がマンダリンでマンダリンオレンジのムースと紅茶のムースのハーモニーが楽しめます。人気店ではないのかもしれませんが、なかなかレベルが高いです。
ノリエット(Noliette) ノリエット(Noliette)
尾山台にある有名店、ノリエット。ものすごく有名って店ではないんですが、地元では誰もが知っているであろうお店ではないでしょうか。それもそのはず、京王線、東急の世田谷線の下高井戸駅から徒歩1分という素晴らしい場所にあったりしますから。こちらはオーボンヴュータンをはじめ、ヨーロッパでも長く修行を積んできた永井紀之氏のお店で、写真は左がマンゴムースのアマル、右がフィグ、フランス語でイチジクという意味。奥にあるのがアンヴェルセというケーキです。全体的に甘さは控えめです。
プレジール プレジール
世田谷の三軒茶屋駅近くにあるプレジール(Plaisir)。これまで捧雄介氏がシェフパティシエを担当して人気を集めてきましたが、現在は千歳烏山のパティスリー ユウ ササゲというお店を独立してオープンし、シェフはトシヨロイヅカでの修行経験もある赤間佑太氏に担当が変わっています。駅からは15分程度歩きます。下北沢からもアクセスは一応可能です。写真は左が甘酸っぱいサンクで、右がクリームチーズ系のフロマージュクリュ。奥がラム酒の効いたサバラン。尚、当店の人気はモンブランだそうです。