伊豆半島は修善寺に熱海や伊東、稲取など多くの温泉地があり、海の幸も豊富で都心からも比較的に近いこともあり人気の観光スポットとなっています。富士山周辺には日本三大松原の1つでもある三保の松原や白糸の滝、朝霧高原などの自然もいっぱいです。ウナギの養殖地として有名な浜名湖で美味しいうな重で舌鼓を打つのもいいですね。

<お土産>
定番の春華堂、うなぎパイをはじめ、静岡茶に安倍川もち、桜海老などが有名です。静岡県のお土産
静岡県一の繁華街と言えば北西に延びる呉服町通り周辺となりますが、駅前には丸井、109もあり、ざっくり言えば静岡駅の北口一帯となります。飲食店も多く、昼夜共にそこそこの賑わいがあります。少し離れた場所に静岡鉄道の新静岡駅があります。
メインストリートとなる呉服町通り。このあたりが静岡県一の繁華街となります。この下には地下街もあったりします。
静岡県は徳川家康ゆかりの地でもあります。駅前には家康像、幼い頃の竹千代像(竹千代君像)がありますが、駿府城公園内にも家康像があります。公園内には他にも復元された立派な東御門や、本丸堀、家康公のお手植えみかんとかあったりします。時間ある方は散歩にでもどうぞ。

●富士山
山梨県から静岡県へとまたぐ標高3776mと日本一高い富士山は、世界遺産に登録されているだけではなく、日本の象徴とも呼べる山です。なかでも雪化粧をした雄大な富士山の姿は神々しくもあり、訪れる者を感動させてくれます。

<住所>
富士山は地図上では山梨県と静岡県の境目にありますが住所はありません。又、8合目以上は神域となり、富士山は浅間神社の総本社である富士山本宮浅間大社の神体山となっています。
富士山山頂を目指す場合には、山梨県側の河口湖口・吉田口ルート、静岡県側の須走口ルート、御殿場口ルート、富士宮口ルートの計4つの登山道があります。なかでも富士宮口ルートは距離も短く、日帰り登山者には人気のルートです。

富士山周辺の観光地は山梨県ほどはありませんが、ダイヤモンド富士の名所としても知られ、逆さ富士も美しい田貫湖に幻想的な白糸の滝や音止の滝、お子様連れにも人気の富士サファリパークやまかいの牧場などなど遊びどころも豊富です。
富士宮(ふじのみや)にある朝霧高原には、乳搾りや乗馬体験、新鮮な牛乳でバターやチーズ作り体験もできる、まかいの牧場や富士ミルクランドがあります。
こちらは、まかいの牧場や富士ミルクランドからも近い場所にある白糸の滝です。こちらも世界遺産登録がされています。崖から何本も流れ落ちる姿は、まるで水のカーテンようで幻想的です。すぐ近くには白糸の滝とは対照的な豪快な音止めの滝もあります。

●登呂遺跡(とろいせき)
登呂遺跡は、今から約1900年前の弥生時代後期の集落遺跡です。この発掘調査により、はじめて弥生時代の人々の暮らしと米づくりの様子が明らかになった場所でもあり、弥生時代の遺跡としては日本で最も有名な場所です。

<住所>
静岡県静岡市駿河区登呂5-10-5
<観覧料>
広場にある復元住居、登呂博物館の1階にある弥生体験展示室は無料、2階にある常設展示室および特別・企画展示室は200円です。9:00〜16:30、月、年末年始休館。

<アクセス>
静岡駅南口より約20分間隔で登呂遺跡までのバスが出ています(約10分、180円)。駅から歩くと健脚でも30分程度かかります。
弥生時代の住居は地面を掘り下げた竪穴式住居が主でしたが、ここ登呂遺跡で発見された住居は、地下水の水位が高かったため、地面を掘り下げておらず、地表面に床をつくっていたそうです。
屋根は4本の柱と梁で支えられ、屋根の裾は周囲の堤まで接しています。登呂遺跡からは多くの植物の種子や動物の骨が見つかっていて、当時の人々が野菜類、イモ類、ブリ、マダイ、ハマグリなどの魚介類、イノシシや鹿などの獣類等、かなりのグルメな生活を営んでいたと思われます。
ネズミとかの侵入を防ぐための高床式倉庫も復元されています。稲作をして定住するようになった頃を弥生時代と昔、学校で教わりましたが、このような高床倉庫は縄文時代にもあったらしく、稲作も縄文後期にはされていたそうです。さらに縄文式土器、弥生式土器の区別も難しく、なにをもって弥生時代とするのかは専門家によっても意見が分かれるそうです。確実に言えることは、はるか昔の話です・・・
リニューアルされた立派な建物の静岡市立登呂博物館です。
こちらは登呂博物館の1階にある弥生体験展示室。
2階にある展示室は、200円にしては、そこそこの見応えがあります。
屋上からの景色です。昔訪れた時には、小さな公園みたいな場所に復元住居が2〜3個程度しかなかったのですが、今では再整備工事によって復元住居や水田もあり、観光スポットらしくなってきました。

●寸又峡(すまたきょう)
寸又峡に流れ込む川(寸又川)やダム(大間ダム湖)の水は、光の波長と水に含まれる微粒子の影響(チンダル現象)によってエメラルドグリーンに輝き、まさに息を呑むほどの美しさです。

<住所>
静岡県榛原郡川根本町寸又峡温泉
<鉄道でのアクセス>
大井川鉄道の金谷駅から千頭(せんず)駅まで約70分、1810円。尚、金谷駅からは、子供にも大人気のSLも現役で運行しています。ただし、プラス急行料金(大人560円 小人280円)と予約が必要です。終点の千頭駅から寸又峡温泉(寸又峡温泉入口ではなく終点で下車)まではバスで約40分、860円で1時間1本程度運行しています。ちなみに千頭駅から寸又峡温泉までタクシーだと約5000円です。
<車でのアクセス>
東京方面からは東名高速の静岡ICを降り国道362号線で、名古屋方面からは牧ノ原ICを降りて大井川鉄道線沿いの国道473号線で向かいます。尚、東京方面からの国道362号線は道幅の狭い山道を長いこと走るため山道の運転が不得意の方は注意です。得意でも結構しんどいです。。
寸又峡温泉から歩くこと約10分のところにトンネルがあります。このトンネルを抜けて長めの階段を下りれば、夢の吊り橋へと到着します。それにしても青くて綺麗な湖面です。
これが長さ90mもある夢の吊り橋。一度に渡れる人数は安全上10人まで。紅葉の名所でもあり待ち時間がある場合もあり。写真は4月中旬頃のもので、観光客は皆無に等しかったです。

1人で渡るにはそれ程揺れませんが、これが2人になると怖いくらい揺れます。手を持つ場所も細いワイヤーですし、足元の板も細くてギシギシ唸って今にも板が割れそうで怖い。。
こちら、橋の中程で揺れながら撮影。これまた美しい島?ですね。
橋を渡りきると、嬉しいことに304段もの階段が待ち受けています。吊り橋を引き返しても長い階段がありますので、ここまで来たら観念しましょう。
散策コースとしては階段を上りきり、飛龍橋まで行って車両通行止めの道路を山沿いに歩いて戻ってきます。写真は飛龍橋から見た夢の吊り橋です。

●竜ヶ岩洞(りゅうがしどう)
今からおよそ2億5千万年前に形成された竜ヶ岩洞。総延長1000mを越える東海地方最大級の観光鍾乳洞は、その内の約400mを一般公開し、なかでも落差30mの地底の大滝は見所の1つです。

<住所>
静岡県浜松市北区引佐町田畑193

<営業時間>
9:00〜17:00 650円
<アクセス>
位置的には浜名湖同様に愛知県に近い場所にあります。とは言っても名古屋駅から約2時間、静岡駅からも約1時間かかります(新幹線でのアクセス除く)。JR東海道本線、新幹線の浜松駅からバスで約60分、竜ヶ岩洞入口を下車。バスは1時間1〜2本です。

車でお越しの方は大きな無料駐車場有。
こちらが入口です。出口は別の場所となります。洞窟内は年間を通して気温18℃だそうで、思ったほど寒くはありませんが、夏は涼しくて気持ちがいいです。
こちらが通路です。しっかり整備されているので歩きやすく、アップダウンも少ない鍾乳洞です。
中にはこんな圧迫感のある通路もあります。
つらら状になった鍾乳石や石筍(下から突き出てきたもの)、石柱(鍾乳石と石筍が合体したもの)など竜ヶ岩洞では数多く見られます。
一番に見所でもある落差30mの地底の大滝。凄い迫力!えっ、見えない?うっすら水柱が写っていませんか?いませんね・・・ とにかく凄い水量と水しぶきで迫力満点です。混雑時、撮影禁止だか遠慮して下さいだかの看板があります。
まるで鳳凰が羽をいっぱいに広げたような鳳凰の間。こちらも混雑時は撮影禁止?だそうです。写真では迫力が伝わりませんが、かなりの見応えがあります。

●龍潭寺(りょうたんじ)
龍潭寺は733年、行基によって開創されたと伝わります。元々は井伊八幡宮の境内でしたが、500年前に井伊氏がこの地に龍泰寺(現:龍潭寺)を造営しました。龍潭寺庭園や左甚五郎の作と伝わる龍の彫刻、本堂の鶯張りの廊下が見所です。

<住所>
静岡県浜松市引佐町井伊谷1989
<拝観時間>
9:00〜16:30 400円。8月15、12月22〜27日休館。

<アクセス>
JR浜松駅からバスで約50分、神宮寺を下車し徒歩10分程度です。

写真は境内入口となる1656年に建立された山門。龍潭寺は井伊城南の守り砦の役目を果たしてきた歴史があり、山門を抜けると城郭造りの跡として当時の石垣を見ることができます。
庫裡を通り本堂(1676年再建)へ向かうと、廊下の床がキュッキュと鳴っています。これは江戸時代の有名な彫刻職人、左甚五郎作といわれる鶯張りの廊下。
続いて開山堂へ。こちらにも左甚五郎作といわれる龍の彫刻があります。左甚五郎と言えば日光東照宮の眠り猫が特に有名ですが、どう見てもこちらの方が立派です。。
井伊家一千年の歴史を祀る霊屋。堂内には井伊家初代当主、井伊共保、直盛、直政の木像が安置されています。
境内一番の見所となる小堀遠州作の龍潭寺庭園は、江戸時代初期に築かれた庭園で、多くの石組みによって瀧や渓谷が表現されています。
鐘楼堂(昭和46年)を抜けて井伊家の墓所へと向かいます。意外にも観光客が少なく静かなお寺です。
昭和62年に清山和尚代に建立された仁王門。両脇には吽形、阿形の仁王像が、裏手(本堂側)には同じく吽形と阿形の狛犬が安置されています。
龍潭寺は井伊家の菩提寺としても知られ井伊家初代当主、共保から井伊の赤備えとして恐れられ関ヶ原の戦いでも活躍した24代井伊直政までがここに眠っています。ちなみに江戸幕府の大老で日米修好通商条約に調印し、後に桜田門外の変で暗殺された井伊直弼の墓は東京都の豪徳寺にあります。
墓所の先には徒歩1〜2分の場所に宗良親王を祀る井伊谷宮(いいのやぐう)という神社もあります。

井伊家ゆかりの地としては彦根城がある滋賀県が有名で、こちらにも井伊家の菩提寺として同じ名前の龍潭寺があります。ネットで検索する場合には注意してください。

●浜松城
徳川家康が遠州攻略の拠点として築いた浜松城は、家康が17年間も過ごした場所で、1572年の三方ヶ原の合戦では武田信玄に大敗したことでも有名な城です。歴代の城主が後に江戸幕府の要職に就いたことから出世城とも言われています。天守は残念ながら昭和34年に鉄筋コンクリートによって再建されたものとなっていますが、天守台をはじめ多くの石垣や曲輪が遺構として残ります。

<住所>
静岡県浜松市中区元城町100-2
<営業時間>
8:30〜16:30 150円 年末年始休み。

<アクセス>
浜松駅から徒歩約20分、バスでは市役所前を下車(120円)です。公式サイトによると、浜松駅から浜松城までの街灯の最上には、家康兜印の「羊歯(しだ)」があり、この羊歯印に沿って行くと浜松城に辿り着くことができます。とありますが、全く気が付きませんでした・・・
若き日の家康像だそうです。1572年の三方ヶ原の戦い(みかたがはらのたたかい)では、家康にとって関ヶ原の合戦以上の試練でもあり、武田信玄相手に野戦にて大敗しました。なんとか城内に逃げ延びた家康は、城門を全て開いて(空城計:くうじょうけい)という策をとります。狙い通りに敵に罠だと思い込ませた家康はなんとか難を逃れました。この時の家康は、恐怖のあまり脱糞したとも言われ、自分に対する戒めとして、その情けない姿を描かせた顰像(しかみ像)は有名です。
野面積みで組み上げられた石垣は、当時の面影を残し、現在では貴重な遺構となっています。野面積み(のづらづみ)とは自然石を積み重ねただけの一番シンプルな積み方です。
城内は資料館となっていますが、かなり小さな空間で、見学時間は15〜30分程度でしょうか。有名な三方ヶ原の戦いの他にも、小豆餅と銭取の話や、犀ヶ崖の戦いでの勇ましい逸話なども紹介されています。
天守台(地下)には、井戸も残されていました。籠城した場合、なによりも水は大切ですからね。
展望台からは浜松市街を一望することができます。天気がよければ富士山も見えますよ。
浜松城のある浜松城公園には、立派な日本庭園などもあり、時間があればのんびりと散策してみるのも良いでしょう。

●浜名湖
東海道新幹線の車内からも見える大きな朱色の鳥居(観光用)のある浜名湖。観光名所と呼べそうな場所はありませんが、浜名湖は全国に知られるウナギの養殖地でもあり、美味しい鰻に舌鼓を打ってみてはどうでしょう。

<住所>
静岡県浜松市・湖西市

<アクセス>
浜名湖と言っても広いのでアレなんですが、新幹線からも見える大きな鳥居はJR東海道本線の弁天島駅近くにあります。行くほどの価値は?ですが、一応観光案内所もあります。
鰻には関西風、関東風と捌き方や調理方法が違うのはご存知のことと思いますが、丁度この辺りを境に西と東とで味も変わります。大半が関東風の中、関西風の鰻を出す店も混じります。又、そば・うどんの出汁や、天津飯の上にかけるソースも、この辺りを境に醤油風のソースとケチャップ風味とに分かれるのも面白いですね。
せっかく浜名湖まで来たら美味しい鰻を食べて帰りましょう。私の一押し店を紹介しておきます。浜名湖周辺で有名で人気のお店が@浜章。人気店だけあって小さな駐車場は開店と同時に埋まります。九州産の鰻は絶品!え?九州産・・・ という方には舘山寺近くにあるA志ぶき。昼時は行列ができます。Bうなぎの天保は養鰻場の直営店だけあって味は勿論、値段が安く御主人の人柄も最高です。昼は12:00〜13:30のため注意。

海にも近いので美味しい海鮮料理が食べたい方には弁天島の近くのC太助が駅からも近く、車がない方には助かります。D舟宿も新居関所のある新居町駅近くにあり車がない方でも楽々アクセスできます。こちらもうなぎの天保同様に嬉しい低価格。
JR浜松駅から舘山寺温泉行きバスで約45分、平安時代に弘法大師(空海)によって創建されたとされる舘山寺(かんざんじ)の境内からは美しい浜名湖を一望することができます。
う〜ん、素晴らしい眺めです。上の地図で言うと舘山寺から「浜名湖」の文字のある方面を撮影したものです。
舘山寺へ車でお越しの方は30分間無料の舘山寺の駐車場があります。しかし、境内を全て散策しようと思ったら30分以上かかります。
そこで私のお薦めコースは、本堂から聖観音菩薩像を見ながら右手に進み展望台まで行って折り返すパターンです。時間に余裕がある方は愛宕神社も見学してみましょう。
こちらが展望台。トップの写真はさらに奥にある富士見岩からの景色ですが、どちらも同じ景色です。
さらに進んでいくと西行岩がありますが、ここまで行くと車の方は30分では駐車場まで戻るのが厳しくなりますので注意です。大きな岩というだけなんで見る価値も・・・なのですが。
周辺には舘山寺温泉や、同じく浜名湖を一望することができる、かんざんじロープウェイで行く大草山展望台に浜名湖オルゴールミュージアム、少し車を走らせれば(バスではフラワーパークを下車)、30万平方メートルの園内に数多くの花が咲き誇る、はままつフラワーパーク(浜松市フラワーパーク)があります。

●新居関所(あらいせきしょ)
江戸時代、徳川家康によって主要街道として整備された東海道、中山道、甲州街道、奥州街道、日光街道。ここ新居関所は東海道にあった関所で、今もなお現存する唯一の建物として保存されています。

<住所>
静岡県浜名郡新居町新居1227-5

<開館時間>
9:00〜16:30 300円 年末年始、月曜休館。
<アクセス>
JR東海道本線の新居町駅から徒歩7分程度。大きな鳥居のある弁天島駅の隣駅となります。

写真は東海道を往来する旅人を取り調べる関所役人が控えていた関所面番所。この人形、雰囲気あっていいです。
大名の妻がこっそり帰国しようとしていないか、密書などを持っていないか、軍事活動が起る可能性がある鉄砲を持ち込もうとしていないかなど当時、関所で特に厳重に調べられたのが女と鉄砲の出入りでした。
左側の人が関所を通る女性を調べる改め女(あらためおんな)です。髪の毛の中、服の間や股間など、男性が見るわけにはいきませんからね。場合によっては裸にもさせられたそうですよ。
旅人が関所で取調べを受けている時に荷物を置いたという荷物石。

ちなみに、山越えなど関所を通り抜けない、いわゆる関所破りはその場で磔。この場合、案内役も磔にされ、女性は奴(やっこ)と呼ばれ身柄を望むものに与えられるか入牢となりました。

●掛川城(かけがわじょう)
駿河の守護大名、今川義忠によって築かれたと言われる掛川城。桶狭間の戦いで義元が信長によって討たれ、今川氏が追われると、子の氏真も武田氏に駿河を追われ掛川城に立て籠もります。しかし、徳川家康により攻められ和睦により開城。その後、豊臣秀吉が家康を関東へと移封させると、城主となったのが山内一豊。一豊によって1596年には天守閣もつくられますが、大地震によって倒壊し現在見る天守閣は復元されたものです。
<住所>
静岡県掛川市掛川1138-24

<アクセス>
JR東海道本線の掛川駅から北へ徒歩7分。

<開館時間>
9:00〜17:00(11月1日〜1月31日までは16:30まで) 年末年始は休館、入館料300円。
駅から真っ直ぐ天守閣まで進むと見落としてしまいますが、天守閣まで続く道の橋の手前を右手に進むと写真の大手門があります。いわゆる正門ですね。車で来られる方は大手門駐車場近くにあるので嫌でも通るはずです。尚、大手門駐車場は30分ごとに100円(5時間まで)です。
復元された天守閣とはいえ、なかなか立派です。駅からも近くアクセスが良いので、そこそこの観光客が訪れます。
天守閣は平成5年に復元されたものですが、城絵図や古記録をもとに木造で再建されており、ご覧のように階段も現存天守のごとく急な傾斜となっています。そこまで再現しなくても・・・って思うのですが、足腰弱い方はご注意です。
天守閣内は、たいした展示物もなく、見学時間は15分もあれば十分でしょう。ここから順路は掛川城御殿へと続きます。
御殿は儀式、公式対面などの藩の公式式典の場、藩政の中心となる諸役所と、城主の公邸が連結した建物です。江戸時代後期に再建されたものですが、貴重な建築物となっています。
掛川城御殿は、書院造と呼ばれる建築様式で、畳を敷きつめた多くの室が連なり、各室は襖によって仕切られています。



静岡県の観光