●白米千枚田(しろよねせんまいだ)
日本海へと向かって下がる急傾斜面に展開される絶景の白米の千枚田。面積は約18平方メートルあり、今に見る千枚田の景観は、17世紀から19世紀にかけて完成されそうで、日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定され、能登を代表する観光スポットとして親しまれています。

<住所>石川県輪島市白米町
<アクセス>
輪島駅前(注意:鉄道駅ではありません!)から白米千枚田までバスで約20分です。マイカーの場合、大きな駐車場がありますが、夕日の映える時刻は混雑が予想されますので注意です。
下まで下りずに上にある駐車場から写真を撮る人が多いのですが、遊歩道もありぐるっと一周して棚田を見ることができます。ただ、斜面が急なので皆さん下りたくない感じですね。
日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定されいています。
田んぼは小さいながらも全部で100枚もあるそうで、夕日をバックにした棚田の景色は幻想的なんだそうです。
日没近くに訪れたんですけど、お腹が空き過ぎて撤収しました...
稲といえばイナゴ。時期的な者なんでしょうが、うじゃうじゃ飛んでいましたよ。

●輪島朝市
日本三大朝市の1つとしても有名な輪島の朝市の歴史は古く、平安時代から行われていたという文献があることから、既に輪島朝市は1千年以上も前から続いていることになります。元々は神社の祭礼日などに生産物を持ち寄って、物々交換しあっていたのが市の始まりとされます。

<住所>
石川県輪島市河井町朝市通り
<アクセス>
金沢駅から輪島駅前まで1日10往復運行、バスで約2時間、2300円です。のと里山空港からだとバスで約30分、輪島マリンタウンを下車です。他、のと里山空港から予約乗合のふるさとタクシー等も利用可。輪島市内の移動はコミュニティバス「のらんけバス」が便利です。

<営業時間>
8:00〜12:00(第2、第4水曜日は朝市定休日)
約360m続く朝市通りには海産物や干物や、民芸品などを扱う多くの露店が並びます。
地図の色線の区間が朝市の露店が出ている場所になります。朝市の営業も午前中だけなのと、定休日がありますので事前に良くチェックしてから行ってくださいね。
輪島塗は絢爛豪華な高級漆器のイメージが強く、また多くの漆芸作家を輩出して美術工芸品としても名声を博しています。そんなお高いイメージのある輪島塗ですが、手頃な価格のお土産として箸がとても人気です。たかが箸。されど箸。こんな箸でも漆を何度も塗り重ねるという伝統作業が行われているんですよ。

●輪島キリコ会館
能登の夏祭りでは、各町内からキリコと呼ばれる長方体の形をした大きな奉燈を神輿のお供として担ぎ出し、町を練り歩く習慣があります。キリコ会館には能登地方独特の大小さまざまな約30基のキリコが展示されており、その想像以上の大きさには圧倒されます。

<住所>
石川県輪島市マリンタウン6番1
<アクセス>
のと里山空港から、ふるさとタクシー等で約30分。輪島市内からであれば、バスターミナル輪島駅よりコミュニティバス「のらんけバス」が毎時運行。

<営業時間>
8:00〜17:00 630円 年中無休。
輪島大祭は、輪島市内4地区にある奥津比盗_社・重蔵神社・住吉神社・輪島前神社で行われる夏祭りです(毎年8月22日〜25日開催)。
御神輿の先導役として総輪島塗のキリコが輪島市内を練り歩き、太鼓の響きや笛の音色、担ぎ手の歓声の熱気に包まれる輪島で一番大きな祭礼です。
本来、キリコは笹ギリコと呼ばれる小さな姿が、次第に大きくなったものと言われています。そこに巨大な雄姿が競われ、総輪島塗で権勢を示す風潮が生まれたそうです。大正期からは電線の高さに抑えられ、大きなものでも往時の半分程度になっているそうです。
正式名称は切子灯籠⇒切籠(キリコ)と略した言葉なんだそうですよ。館内は狭めなので5〜10分程度の見学時間を予定していれば充分かと思います。

●石川県輪島漆芸(わじましつげい)美術館
石川県輪島漆芸美術館は常時全室で漆芸品を展示している、世界で唯一の美術館です。建物の外観からすれば館内はさほど広くはないものの、数多くの輪島塗の展示をはじめ、パネルや見本等で製作工程を細かく学ぶことができ勉強になります。。

<住所>
石川県輪島市水守町四十苅11
<アクセス>
のと里山空港から、ふるさとタクシー等で約30分。輪島市内からであれば、バスターミナル輪島駅よりコミュニティバス「のらんけバス」が毎時運行。

<営業時間>
9:00〜17:00 630円。年末年始休館。他、展示替えによる臨時休館日あり。
展示品は多いものの館内は美術館というにはかなり狭く、県や市の資料館のような雰囲気です。
漆は時間をかけて透明度を増し、柔らかに包み込む麗しい光沢を生み出します。漆塗り製品は縄文時代の頃より、椀や皿、鉢、壺、籠、土器、弓、太刀、櫛、腕輪、耳飾り、首飾り、腰飾り、装身具、杓子、ひょうたんなど多岐にわたり使われてきました。
一度固化した漆の塗膜は、鉄を溶かす塩酸や硝酸、白金や金を溶かす王水、陶磁器やガラスを溶かすフッ化水素に対してもほとんど変化を起こさないそうです。また、精製された漆は有害な物質を含んでいないため、環境にも優しい塗料なのだそうです。
日本列島では約2万年前以降にベンガラの利用が始まっています。ウルシから採取され、ごみなどを取り除いただけの生漆に、赤色顔料をいくら混ぜても鮮やかな赤色にはならず黒ずんでしまいます。より精製された透明な漆の存在が欠かせず、堅牢な塗膜と光沢のある麗しい赤色は、温度や湿度の管理のほか、さまざまな技術や工夫が必要とされ、驚くことに縄文時代にも今日と大差ない工程と素晴らしい造形技術が存在していたとされます。

●のとじま水族館
ジンベエザメなど能登半島近海に生息・回遊してくる魚を中心に飼育・展示している、のとじま水族館。 エサやり体験やイルカなどの生きものとのふれあいもできる参加型水族館です。イルカとの距離が近いイルカたちの楽園の他、日本海側最大級の水槽といわれるジンベエザメ館は迫力満点で見所です。

<住所>
石川県七尾市能登島曲町15部40
<アクセス>
和倉温泉駅前からバスで約40分。和倉温泉駅前からバスで約40分。からバスで約40分、640円。他、のと里山空港から、ふるさとタクシー等で約1時間。

<開館時間>
9:00〜17:00(季節変動あり)1890円。年末のみ休館。
入館してすぐにあるのが水量1600トンの日本海側最大級といわれるジンベエザメ館 青の世界です。
いや〜、ほんと青い!この巨大水槽は上からスロープを下りながら下まで見に行く感じです。
ジンベエザメ館というだけあって、よその水族館と比べて確かにジンベイザメが多いような気がしました。やたらエイだらけの水族館とか多いっすからね..
ジンベエザメ館をでると一瞬、順路を見失います... ここからすぐ隣にある本館の建物へと向かいます。
魚がぐるぐると回遊している、のと海遊回廊。どこの水族館でも同じですが、それぞれの地域周辺に生息する生き物たちが数多く展示されています。
館内はこんな感じです。けっこう入り組んでいて迷路とまではいきませんが、飽きの来ない順路だと思います。
イザリウオ系はなんか見入っちゃうんですよね。よくもまぁ..って^^;
これなんかもう擬態レベル超えてて同化ですよ同化!
場所が場所だけあってかこちらの水族館は比較的に空いている気がします。能登半島って見所いっぱいありますからね。
クラゲコーナーはもはや定番ですね。
バンドウイルカに次いで水族館では多く飼育されているカマイルカの屋外水槽です。とにかく他の水族館と違って、アクリル板越しでないのでイルカをとても近くに感じることができます。
からのトンネル水槽。これはなんかイマイチだった気が...
こちらはまた違う水槽ですがイワシトルネ〜ド!いまいちトルネードしていないのでイワシのビッグウェーブという呼称だそうです。
オオサンショウウオォォォ!淡水系もそれなりに充実しております。それなりに。
ペンギンもいるよ。行ったときの感じは、なんか飼育環境が狭くてちょっと可哀想でした。
アザラシ万華鏡といわれるこの水槽では、アザラシが忙しそうに泳いでました。
イルカ・アシカショーもあるよ。でも冬季はショーはないらしい。

●輪島市黒島地区
黒島地区は、廻船業で栄え、江戸時代の大半を天領として治められた集落です。江戸後期から明治中期にかけては北前船の船主や船員が居住する集落として全盛を極め、街並みには当時の面影が良好に残されています

<住所>
石川県輪島市門前町黒島町
<アクセス>
電車・バスは非現実的です。アクセスはマイカー又はタクシー、レンタカーで。
日本海に突出する能登半島では古代から漁業と共に海の交通が重要でした。黒島集落は、16世紀前半に小さな漁村として始まったとされ、16世紀後期にはすでに廻船業が営まれていました。
路地裏の猫が似合いそうな絵ですね。猫いなかったけどさっ...
こちらは国指定重要文化財の旧角海家住宅です。
能登半島をドライブすると、艶のある黒い屋根瓦の家々を多く見かけます。なかでも、この黒島地区は街道沿いを中心に、江戸時代の形式を引き継ぐ伝統的な主屋が建ち並び、美しい景観が保たれています。


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