日本だけではなく世界中の人々にも知られている美しい富士山。その富士山の周りには噴火によって出来た富士五湖があり、他にも富士山の湧き水から出来た忍野八海や数々の洞窟など見所がいっぱいです。富士山以外にも日本一の渓谷美と言われる昇仙峡や西沢渓谷など自然が豊富な山梨県。武田神社や恵林寺など武田信玄ゆかりの名所を訪れるのも人気の観光コースです。
<アクセス>
東京のJR新宿駅から観光地への起点となる甲府駅までは、特急あずさで約1時間30分、特急かいじで約1時間45分です。羽田空港から高速バスも運行しています。
片道3000円、要予約。車では中央自動車道で甲府昭和ICより約30分です。

<お土産>
定番中の定番は信玄餅。他に、ほうとうや甲州葡萄、甲州ワインなど。
誰もが知っている武田信玄ゆかりの土地ですから、当然駅前には信玄像があり、怖い顔して睨んでいます。
山梨県の県下一の繁華街と言えば甲府駅の南口になります。現在の町並みは歴史的には武田神社などがある、駅より北側が武田城の城下町として、南側が甲府城の城下町として発展してきました。人出の多さは駅周辺ですが、昔ながらの繁華街となると地図の円で囲ったあたりになります。青線のオリオン通りから、かすがモールにかけてがメインストリートで、ピンク線が歓楽街と呼べる場所。緑線はアーケード街となっています。

甲府駅から東(東京方面)にある勝沼ぶどう郷駅周辺には観光ぶどう園が数多くあり、この辺りは、ぶどう狩りがとっても人気なんですよ。
繁華街の中心とも呼べる、オリオン通り。奥に、かすがモールが続きます。全体的に閑散としていますが綺麗に整備されています。
こちらは裏春日と呼ばれる歓楽街。飲み屋さんと一緒に、怪しげな風俗店も多く混ざっています。
繁華街と歓楽街の間には、こんなディープな感じの場所(路地)も多く、夜はそれなりの賑わいがあります。
一応、アーケード商店街もありますが、こちらも閑散としています。

●富士五湖
標高3776mの日本一高い富士山。周辺の富士五湖(山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖)は共に世界遺産として登録され人気の観光スポットです。又、富士山は静岡県にもまたがっており、朝霧高原や白糸の滝などこちらも人気の観光スポットです。

<車でのアクセス>
富士山周辺の観光には車での移動が便利です。中央高速の河口湖IC、東富士五湖道路の山中湖ICから。東名高速からは御殿場ICから東富士五湖道路を通り山中湖ICです。
<電車でのアクセス>
東京方面からはJR中央線で高尾駅→JR中央本線で大月駅。そこから乗り換えて河口湖駅。高尾駅から直通の普通列車の他、新宿→河口湖までのホリデー快速(土、日)、大月駅からの特急列車もあります。詳しくは富士急行の公式サイト参照。大阪方面からは新幹線で三島駅→バスで御殿場駅→旭日丘(山中湖)です。

そこから先のアクセスは富士急行のバスが便利です。詳しくは富士急行の公式サイトを参照してください。
こちらは山中湖です。バス停は幾つかありますが旭日丘がお薦め。冬のわかさぎ釣りドーム船(暖房付き)も人気です。御殿場からはバス約40分です。
こちらは河口湖です。富士五湖の中では一番賑やか?な湖です。カチカチ山ロープウェイからの展望もお薦めです。
こちらは西湖(さいこ)です。観光としての人気はありませんが、静かでいい湖です。近くには氷穴(ひょうけつ)、風穴(ふうけつ)、コウモリ穴の洞窟があります。
こちらは精進湖(しょうじこ)です。小さな湖であり観光としての人気はありませんが、静かでいい湖です。一応、バスあります。
こちらは本栖湖(もとすこ)です。河口湖ほどの賑やかさはありませんが、富士五湖の中では水深が一番深く美しい湖であり、遊覧船や貸しボートもあります。
三国峠のパノラマ台より撮影した富士山と山中湖。人気の撮影スポットとなっています。アクセスは車でどうぞ。
西湖周辺にある洞窟で、左から氷穴、風穴、コウモリ穴。氷穴から風穴までは徒歩15分程度。それぞれ近くにバス停があります。
洞窟のまわりは一度入ったら出られないと言われる恐怖の青木ヶ原樹海が広がります。遊歩道も整備されていますが、道を外れると・・・
紅葉の名所でもある紅葉台から撮影。この展望台(150円)からは青木ケ原樹海を一望することができます。河口湖駅からはバスで紅葉台入口を下車し徒歩約20分。車だと山頂まで行けますが、かなりの悪路です・・・
鳴沢にある、なるさわ富士山博物館は入場無料の博物館。普段お目にかかれない色々な鉱石を見ることもできます。
UKAI河口湖オルゴールの森美術館
こちらは河口湖近くにあるオルゴール森美術館(1300円)。富士急行の河口湖駅から周遊バスで約20分。オルゴールの展示は勿論、エントランスホールでの世界最大規模のダンスオルガンの演奏は迫力満点です。
富士山も天気が良ければバッチリ撮影することができます。写真トップは時を告げるカリヨン(時計台の人形)と踊る噴水です。

●忍野八海(おしのはっかい)
忍野八海は富士山の雪解け水が何十年もかけ出来た八つの湧水池です。あまりに神秘的で美しい池は人気の観光スポットです。

<住所>
山梨県南都留郡忍野村忍草

<アクセス>
富士急行の富士吉田駅からバスで約10分、410円です。バスは1時間1本程度なので注意です。
位置的には山中湖と河口湖の間にあります。山中湖(旭日丘)又は河口湖からバスで約20分。忍野入口を下車。車では国道138号線から忍野入口を曲がります。忍野と書かれた交差点を適当に曲がっても案内看板もあるので迷うことはないでしょう。尚、見学無料。

全国からも多くの(そこそこ?)観光客が訪れる人気の観光地となっています。近くに本村最古の民家がある榛(はん)の木資料館(有料)もあります。八海の1つ、底抜池(そこぬけいけ)もこの資料館の中にあります。又、出口池だけ少し離れた位置にあります。
御釜池、鏡池、菖蒲池、底抜池、銚子池、出口池、濁池、湧池からなる忍野八海は全て世界遺産でもあります。その他に人工池も多く存在します。左の写真の大きな中池も別池となります。
どの池も美しいのですが、一番神秘的な池が写真トップにもある八海以外の人工池でもある、中池にある小さな水たまり(笑) この水たまりまでは土産物屋さんの中を通り抜けなければ行けません。

●武田神社
山梨県と言えば誰もが知っている戦国武将、武田信玄ゆかりの地です。そして、ここがその信玄公を祀っている武田神社です。武田氏の本拠地であった躑躅ヶ崎館の跡地にある小さな神社ですが、山梨県の定番の観光スポットとなっています。

<アクセス>
甲府駅の北口(栄えてない方の出口)からバスで10分程度。運賃は180円、30〜60分間隔で運行しています。徒歩では約2kmあるので30分程度かかります。
<住所>
山梨県甲府市古府中町2611

写真トップの拝殿をはじめ、社殿は大正時代になってから館跡に建てられたものであり、特に見所のようなものはありませんが、写真の拝殿の右側にある井戸は当時からあったものだそうで、看板には信玄公御使用井戸と書かれています。拝殿の左には信玄誕生の時に産湯として使用された姫の井戸もあります。

武田神社から甲府駅に向かって護国神社入口を曲がり、突き当りを右折すると武田信玄の墓があります。歩くとかなり距離があります。又はバスで護国神社まで行って、そこから徒歩10分程度。全国にも多くの信玄の墓が存在しますが、一番有名な場所では同県の恵林寺となります。その中でもこのお墓は信玄没後、信玄の死を隠すために最初に埋葬された仮墓とされています。
武田信玄(武田晴信)
甲斐国(山梨県)に生まれ戦略家、戦術家としても有名な武田信玄は、諏訪国(長野県)の諏訪氏を滅ぼし、小笠原氏や村上氏を追い出し徐々にその頭角をあらわします。小田井原の戦いでは志賀城の周りに三千人もの首級を並べ敵兵の士気を下げさせたり、落城後は捕虜を奴隷として扱い女子供は売り飛ばすと言う悪人ぶりを発揮。信濃国(長野県)の大半を手に入れた信玄ですが、勢力が善光寺(同じく長野県)にまで及ぶと、小笠原長時が頼った村上義清までもが領土を追われ越後(新潟県)の上杉謙信を頼るようになります。こうして起こったのが有名な川中島の戦いです。

上杉謙信とはその後、計5回、12年余りにも及ぶ戦いへと発展していきます。特に4度目の合戦は激しく、双方死者は7000余と言われています。結果は引き分けとなりましたが、両者とも書状では勝利を主張しています。今川義元が桶狭間の戦いで織田信長によって討たれると、今川氏と北条氏との甲相駿三国同盟を破棄し、逆に徳川家康と密約を結び駿河侵攻へと戦略を方向転換します。しかしながら信玄がその後に一方的にこの同盟を破棄し、家康の領国である遠江(静岡県)へ侵攻することによって家康とも敵対関係になります。三方ヶ原の戦いでは家康(織田連合軍)は大敗し、命からがら浜松城へと逃げる途中に馬の上で恐怖のあまり脱糞したといいます。家康、そして信長までもが恐れていた信玄ですが、この頃から病魔におかされ三方ヶ原の戦いを含む西上作戦の途中で死去します。
武田神社にガックリ・・・というあなたには、甲府駅からバスで10分程度の場所にある山梨県立美術館がお薦めです。世界的な名画も多く、中でもこの美術館は、山梨の風土に合わせてミレーの作品を多く集め、ミレー美術館とも呼ばれています。ミレーの代表作である「種をまく人」「落ち穂拾い、夏」など見応えあります。

●昇仙峡(しょうせんきょう)
日本一の渓谷美と言われる御岳昇仙峡(みたけしょうせんきょう)。さすが日本一と言われるだけあって紅葉も美しく、シーズン中は多くの観光客で賑わいます。

<住所>
山梨県甲府市猪狩町
<アクセス>
甲府駅南口からバスで、グリーンライン昇仙峡行き、又は昇仙峡滝上行きのバスで約1時間です。時間と体力のある方は昇仙峡口を下車します(運賃570円)。ここから緩やかに上って最終目標地点である仙娥滝(せんがたき)までサクサク歩いて60分、のんびり散策しながらだと120分です。主要な見所だけ見学したい場合は、中間地点のグリーンライン昇仙峡を下車して下さい(800円)。仙娥滝より先にある昇仙峡ロープウェイに直接行く場合には終点の昇仙峡滝上で下車(870円)。
車では基点となる位置に無料駐車場があり、上流の仙娥滝近くにも駐車場があります。但し、仙娥滝近くの駐車場は何処も土産物屋さんの駐車場であり、帰りに嫌でも土産物を買わなければなりません。ちなみに食事でも可です。
昇仙峡の一番の見どころがコースの中間地点にある覚円峰(かくえんぼう)。なんでも、覚円が、畳が数畳敷ける広さの頂上で修行したと言い伝えられているそうです。見事な崖っぷりです。
覚円峰の見える絶景ポイントから歩いてすぐの場所にある石門(いしもん)。たぶん、岩が落ちたら支えられそうにありません。
ハイキングコース最後の見せ場、仙娥滝(せんがたき)です。昇仙峡の見所と言えば、覚円峰、石門、そしてこの仙娥滝です。コース中間地点より下流は大きな見せ場はなく、大きな石がゴロゴロとしており、変わった形の石には名前が付いている程度です。又、昇仙峡の名物にトテ馬車があります。馬車でコトコト揺られながらの散策も子供には喜ばれますよ。
仙娥滝から階段を上るとバス停、駐車場に行く手前に土産物屋さんが並びます。昔この辺りは水晶の産出地だったため、店には綺麗な水晶やその加工品が多く置かれています。

●恵林寺(えりんじ)
1330年に創建された恵林寺は、二階堂出羽守貞藤(道蘊:どうかん)が七朝帝師と尊称された夢窓疎石(むそうそせき)を招き自邸を禅院としたのに始まります。戦国時代、武田信玄の尊崇を受けた快川和尚の入山で寺勢を高め、1564年には信玄自ら寺領寄進し当山を菩提寺と定めました。

<住所>
山梨県甲州市塩山小屋敷2280
<アクセス>
JR中央本線の塩山駅からバス約10分、270円です。

<拝観料>
境内自由ですが、本堂や庭園、武田信玄公墓所などの見学は300円(宝物館との共通券あり)、8:30〜16:15。
参道を歩いていくと重要文化財にも指定されている赤門、四脚門が見えてきます。土産物屋、レストランのある信玄館や大型駐車場のある位置からアクセスすると見落としがちな場所にあります。
三門に掲げられた快川和尚の安禅不必須山水、滅却心頭火自涼(あんぜんかならずしもさんすいをもちいず、しんとうめっきゃくすればひもおのずからすずし)は有名。

1582年に織田信長が武田氏を滅ぼした天目山の戦い。この戦いで恵林寺に逃げ込んだ六角義弼ですが織田信忠が寺側に引渡しを求めるも拒否され、この為に寺の僧ら全員が悲惨な焼き討ちにあいました。この時、快川紹喜が燃え盛る山門(三門)の上で「安禅必ずしも山水を須いず、心頭を滅却すれば火も自ら涼し」と言い残し焼死したと伝わります。
こちらは夢窓国師、快川和尚、末宗和尚の三像が安置されている開山堂。奥には本堂が見えます。左手には三重塔、右手には宝物殿や庫裡が建ちます。
こちらが仏舎利宝塔(三重塔)。観世音菩薩を本尊とする仏舎利宝塔の地下には納骨堂があります。
本堂への入口となる大庫裡です。右手には宝物殿もあります。
庫裡と同じく明治の火災により再建された本堂。ここからの見学には300円かかりますが、信玄の墓や夢窓作といわれる庭園などの見所が多く、是非見学しておきましょう。
武田不動尊堂へと続く、うぐいす廊下。廊下は歩くとキュキュ♪とウグイスの鳴くような音を発し、その昔には敵の侵入を知らせる目的がありました。鶯張りの廊下がある寺院は全国には数多くありますが、ここ恵林寺のものは音色も美しく見事です。
信玄が31歳の時に京都より仏師を招き、自身を模刻させた等身大の武田不動尊像。像内には自ら僧となり剃髪した毛髪が漆と共に塗りこまれているそうです。
戦国最強と言われた武田信玄も上洛途中の1573年、信州駒場にて53年の生涯を閉じます。その命により3年秘喪された後の1576年、嫡子・勝頼が施主となり、快川和尚を大導師として、ここ恵林寺で葬儀が行われたそうです。今でも命日の4月12日には毎年法要が行われています。

3年間、信玄の死は隠されていたため、全国にも多くの信玄の墓が存在します。
すぐ隣には戦国最強とも言われる家臣団の墓所もあります。
こちらは徳川幕府老中で、甲府城の城主でもあった柳沢公の墓所。正室・定子様の墓石も並んでいます。看板によれば1724年に龍華山永慶寺より改葬されたとされます。
恵林寺開山1330年、夢窓疎石56歳の築庭。国師においても比較的初期の作であり、国の名勝にも指定されています。
山梨県と言えば名物、ほうとう。周辺では甲府駅前の小作が有名ですが、車で塩山駅方面へと10分程度向かった右手にある七福は、知る人ぞ知る名店。食べ終えた後に飲む汁はウマッ!の一言です。

●善光寺(ぜんこうじ)
善光寺と言えば、全国的には長野県にある信州(信濃)善光寺が有名ですが、こちらの善光寺もそれに深く関連するお寺です。古く(飛鳥時代)からある信州善光寺は鎌倉時代に入ると、善光寺信仰が爆発的に広まり、全国にも多くの善光寺が建てられました。戦国時代になると有名な川中島の戦いによって武田信玄が善光寺の焼失を恐れるようになり、1555年に甲府へとそっくり移転します。それがこの甲斐善光寺です。尚、御本尊様は1598年に元いた信州善光寺へと帰られました。
<住所>
山梨県甲府市善光寺3-36-1

<拝観料>
500円。拝観受付時間は、9:00〜16:30。

<アクセス>
甲府駅から1駅の善光寺駅より徒歩7分。
金堂にある天井には2匹の龍が描かれており、日本一の鳴き龍と言われています。手をパンパンと叩くと天井から、ぴゅるるるるぅ〜という心地よい龍の鳴き声が聞こえます。これは日光東照宮の鳴き龍など比べ物にならないほどの美しい音色です。
さらに奥へ進めば信州善光寺ほどではありませんが、お戒壇巡りもできます。お戒壇(かいだん)巡りとは、真っ暗な回廊(通路)を手探りで進み、極楽の錠前に触れることで、御本尊様と結縁を果たして極楽浄土できるといったものです。ちなみに、目をつぶった状態と全く同じ暗さなので、小さなお子さんは泣いてしまいますので注意です。

●身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)
身延山久遠寺は、法華経をもって人々を救済しようとした日蓮(にちれん)を宗祖とする寺院で、日蓮宗総本山となっています。尚、日蓮宗は教義の違いから現在も多くの分派が存在します。長く続く石段は287段もあり、一段登るごとに悟りに近づくそうです。

<住所>
山梨県南巨摩郡身延町身延3567

<窓口受付時間>
境内は自由ですが窓口は5:00〜17:00まで(季節変動あり)。
<アクセス>
JR身延線身延駅よりバスで約15分。参考までにバスの本数は、時間によってまちまちですが、1時間1本程度です。又、身延駅を出て右側に観光案内所があります。
甲府駅(東京方面からお越しの場合)、富士駅(大阪方面からお越しの場合)からはJR身延線で身延駅まで約1時間20分、820円。

ちなみに新幹線の停車駅である新富士駅からJR身延線の富士駅までは距離があるためバスを利用(徒歩で約30分)。又は静岡駅から(ワイドビュー)ふじかわで身延駅まで行く方法もあります。東京方面から甲府駅までは新宿駅からJR中央線→高尾駅からJR中央本線、かいじ、あずさ、スーパーあずさを利用するか、新幹線又はJR東海道本線で富士駅経由で身延駅まで。
門前町には土産物屋さんなどが建ち並びます。この辺りでは湯葉が特産らしく、飲食店が少ない中で途中にある平多屋食堂の湯葉定食がお薦めで、精進料理なので味はあっさりとしていますが美味しいですよ。なんでも、日蓮聖人が御入山した折すでに居住していた七百年の歴史を持つ老舗だそうです。
こちらは三門(山門)。看板によれば、1642年に伏見宮邦房親王の第八王子尊賀院日廷上人が普請奉行として建設せられたが1865年に焼失とあります。その後、明治40年に再建されたそうです。
菩提梯(ぼだいてい)は287段あり、南無妙法蓮華経の七つに区分されていて、一段登るごとに悟りに近づくそうですが、そう簡単には悟りには近づきません。1段1段が半端なく高いので、タオルは忘れずに・・・
仏教において宗派が乱立していた頃、日蓮は釈尊の説かれた真実は1つであるのに何故これほどまでに宗派が生まれるのか?と疑問を抱いていました。釈尊とは、早い話がお釈迦様であり、お釈迦様とは・・・と難しくなっていくので省略(奈良県のページあたりを参照して下さい)。 そして、法華経(妙法蓮華経)こそが釈尊の真実の教えであると確認し自ら法華経の行者として説法します。ちなみに南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)南無の意味は、わたくしは帰依しますと言った意味であり帰依(きえ)とは頼りにすると言った意味です。

境内には多くのお堂があります。しだれ桜の木も沢山植えられており、桜の名所としても知られます。
身延山久遠寺の裏には身延山ロープウェイがあり、標高1153mの身延山山頂まで約7分。料金は往復で1250円。
ロープウェイは、高低差がかなりあり、スリル満点!です。
山頂は標高が高いだけあって夏でも涼しい〜!写真は奥之院思親閣で、身延山に入られた日蓮大聖人が遙かに故郷、房州小湊のご両親、お師匠の道善房を追慕なされた・・・ だそうです^^;
三門まで戻り祖廟(日蓮聖人の墓)へ向かう方は徒歩10分程度。看板には5分と書いてありましたが徒歩では不可能です。。
 



山梨県の観光