●稲積水中鍾乳洞
今から2億数千万年前に形成された稲積水中鍾乳洞。日本最大の水中鍾乳洞ともいわれ、大阿蘇の大噴火以前に形成され、阿蘇山の噴火によって鍾乳洞は地下水の流出口を溶岩でふさがれ自然のダムとして水没しました。

<住所>
大分県豊後大野市中津留300
<営業時間>
9:00〜17:00 年中無休。料金1200円。

<アクセス>
JR豊肥本線の三重町駅よりタクシーで約20分。バスは1日に2本程度しかありませんので注意です。尚、大分駅から三重町駅までは約50分、740円です。洞内、車椅子通行可。
観光客は休日の昼頃だというのに殆どいませんでした。洞内では1人しかすれ違わなかったし・・・・ アクセス面の問題なのでしょうか。
何故か鍾乳洞に観音様がいらっしゃいます。
弘法大師様も何故だかいます。横にはいい滝が流れ落ちてます。
なつかし昭和オモチャ館とかもあります。他にも鯉の泳いでいる池とかアイガモの池、ロマン座など一体ここは何?という感じの営業をしております。
さて、鍾乳洞へ。入ってすぐ、水中鍾乳洞の名の通り洞窟内に大量の水が流れ込んでいます。
通路はこんな感じです。誰もいないので物凄く静かで不気味です。この足元には地下水が川のように流れています。水の上を歩いているようなもんですね。
こんな感じです。なんでも、1日に700tをこえるとされる豊富な地下水が流れ込んでいるそうです。
一番大きなホールだけ綺麗にライトアップされています。
サンゴの化石もあります。昔は海だったんですね。ここまでが新生洞とよばれる部分で、引き返して水中洞というコースへ向います。コースは新生洞、水中洞ともそれぞれ300mもあります。
水中洞だけあって水が豊富になってきます。底なしの渕と呼ばれているこの場所は、水深がとても深そう。
魚も泳いでいます。ライトが照らされたところだけ餌となる苔とかプランクトンとか発生しているんですかねぇ。岩を舐めるように泳いでいました。
立派な鍾乳石です。こんな触れる場所にズズズ〜ン!とあるのにはビックリでした。
トップと同じく、こちらが水中洞の終点になります。日本三大鍾乳洞の1つでもある岩手県の龍泉洞も豊富な水量で驚かされましたが、比べると確かに見劣りはしますが見応えはありました。
出口には何故か昭和のタイムとリップ、ロマン座なるものがあります。この施設、脇にあるのではなく、ここを通り抜けないと出口へと行けないような仕組みに・・
おお!なんか怪しいネオンがいい感じです。
鍾乳洞とは全く関係ないのですが、無料で見れるのはいいですね。
こんなのとか。
思わず写真たくさん撮ってしまいました。
おもちゃもいっぱい!入口近くにあった、なつかし昭和オモチャ館とかぶってる気もしますが(笑)
外に出てみると外観はこんな感じです。
鯉とアイガモノの池。餌も売ってるよ。。

●原尻の滝(はらじりのたき)
東洋のナイアガラとも呼ばれる原尻の滝は大分県を代表する滝でもあります。高さは20m程ですが、幅は120mもあります。

<住所>
大分県豊後大野市緒方町原尻936-1
<アクセス>
JR豊肥本線の緒方駅(大分駅から約1時間、1110円)からバスで原尻の滝入口を下車、約10分。
トップの写真は滝の向かい側にある吊り橋から撮影したもので、こちらの写真は滝の下から撮影したもの。
滝の上にも行けたりします。さらに川を横断できる橋があったりします。
橋からそれて岩の上にも気軽に行けたりします。注意の看板見なかったのでたぶん立ってもいい場所だと思います。飛び込むなとの注意看板はありましたが・・・
反対側からも撮影。結構ギリギリのところに立ってます・・・

●臼杵石仏(うすきせきぶつ)
磨崖仏では全国初、彫刻としても九州初の国宝に指定されたという臼杵石仏。山の谷間の岩盤に数多く彫られたは磨崖仏は迫力があり見応えあります。

<住所>
大分県臼杵市深田804-1

<営業時間>
年中無休 6:00〜18:00(季節変動あり)
<拝観料>
530円。隣接するヤマコ臼杵美術博物館との共通券は700円です。

<アクセス>
JR臼杵駅からバスで約15分、臼杵石仏下車です。大分駅からのバスも有。尚、大分駅から臼杵駅まではJR日豊本線で約50分です。JR臼杵駅には無料の貸し自転車もあるそうです。
山の谷間にある磨崖仏は全部で4ヶ所で、それぞれ違った位置にあります。
磨崖仏の上には屋根が付けられ、雨風をふせいでいました。
伝説によれば、この臼杵石仏は今から1400年前(飛鳥後期から奈良時代)真名野長者の名で親しまれた「炭焼小五郎」が、亡くなった娘の供養に中国の天台山に黄金三万両を献上して、そのお礼に来られた蓮城法師からインドの?園精舎の話を伺い、都から木彫りの仏師を大勢招いて彫らせたといわれています。写真はホキ石仏第二群第1龕の阿弥陀三尊像で、ホキとは「がけ」という意味の地名だそうです。
こちらもホキ石仏第二群の九品仏。その中の第2龕です。彫られている岩ですが、これは比較的に彫りやすい軟らかい石質の阿蘇溶結凝灰岩と呼ばれる岩だそうです。反面、もろくて壊れやすいのだとか。
げ、階段!と思ったものの、それほど段数はありませんでした。
続いてホキ石仏第一群第1龕。1つの屋根の下に4つの龕があります。
同じくホキ石仏第一群の第2龕。
ホキ石仏第一群の第3龕。
ホキ石仏第一群の第4龕。地蔵菩薩半跏像を中心に十王立像が脇を固めます。ここが一番保存状態がいいみたいです。
ここから130m山を上ったところに、重要文化財の石造五輪塔があるのですが、小さく撮影禁止的なことが書いてありましたので写真なし。こちらは個人の所有物なのでしょうか。その以前に、上って見に行く価値も・・・だったのですが。写真は向かいの山側にある山王山石仏です。その右手にも道があって重要文化財の五輪塔が500m先にあるらしいです。
こちらが山王山石仏。さんのうざんと読むらしいです。中央には優しい顔をした丈六如来像がいます。
最後はトップの写真にもある古園石仏。ふるぞのと読むらしいです。大日如来像を中心として曼荼羅を構成しています。
左端の増長天だけ痛みが激しかったようです。
特に紹介されていませんが、古園石仏のすぐ手前に仁王像が彫られています。もう一体は殆ど原形がなくなってました。



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