●仙台うみの杜水族館
復興を象徴する水族館としてオープンした仙台うみの杜水族館。カキの養殖場をイメージした内湾の海や海藻の海など、三陸の海をテーマとした展示が中心で、中でも三陸の海を切り抜いたような美しさを誇る幅14m、水深7.5mの大水槽『いのちきらめく うみ』は迫力には圧倒されます。

<住所>
宮城県仙台市宮城野区中野4-6
<営業時間>
9:00〜18:30(季節変動あり) 年中無休、入館料2100円。

<アクセス>
JR仙石線の中野栄駅から徒歩約15分。駅からは毎時2本程度、無料のシャトルバスも運行しています。
入館して序盤にいきなり登場する巨大水槽、いのちきらめく うみ。幅14m、水深7.5mという圧倒されるサイズの水槽です。屋根がない構造が特徴となっていて、太陽光がそのまま降りそそぎます。
とにかくこの大水槽、回遊するマイワシが見ていて飽きないくらい迫力があります。よかったら動画もありますんで、お暇な方はどうぞ。
1階から撮影 約30秒
2階から撮影 約90秒
復興を象徴する水族館だけあって三陸=カキの養殖の組み合わせは自然な展示ですね。
メバリングしています。美味しそう。いかんいかん・・・
館内はこんな感じです。どこも同じですね。1階は巨大水槽以外は意外と見所が少ない気がします。そんなに広さも感じませんし・・・
屋内を出て2階へ上がると淡水コーナーがあります。仙台市内を流れる広瀬川の環境をモチーフとしているそうです。淡水系の展示は当たり前ですけど、ここでは少ないです。
2階はほとんど屋外展示となってました。うみの杜スタジアムではイルカショーも見れます。
写真の左下にうみの杜スタジアム、右の人だかりはフードコーナー。お盆休みに行ったんで、ものすごい混雑です。
アザラシとかペンギンとか。
あら、可愛い^^
基本的のこの水族館、思ったよりも狭いです。おまけに盆休み中で大混雑です。なのにこの2階のエリアだけ恐ろしいほどに空いています。何故かというと順路の案内が少し分かりにくい。あやうく私も見落としそうになりました。
イロワケイルカに餌あげてたりもしますが、人がいなくて誰も見てません。
2階からも入口近くにあった巨大水槽が見れます。座る場所もあって、ここからの眺めの方がいいかも。

●白石城(しろいしじょう)
1591年、豊臣秀吉は伊達氏の支配下にあったこの地方を没収し、蒲生氏郷に与え蒲生氏家臣蒲生源左衛門郷成は城下町を含む城郭、白石城を築城し城主となります。1598年に上杉領となってから上杉氏家臣甘糟備後守清長は白石城の再構築を行い居城。1600年、関ヶ原合戦の直前、伊達政宗は白石城を攻略し、この地方は再び伊達領となり、伊達氏家臣である片倉小十郎(片倉景綱)が大改修を行い、以後明治維新まで260余年間片倉氏の居城となりました。
<住所>
宮城県白石市益岡町1-16(益岡公園内)

<営業時間>
9:00〜17:00(季節変動あり) 年末休館、入館料300円。立体ハイビジョンシアター(歴史探訪ミュージアム 3階)と武家屋敷との共通券は600円。

<アクセス>
JR東北本線の白石駅から徒歩約10分。
復元された大手二ノ門。残念ながらトップの写真の天守も明治時代に取り壊されてしまい、平成になってから復元されたものとなっていますが、木造建築による完全復元天守なんだそうです。ちなみに、一国一城制の対象外とされた片倉氏の居城であった白石城は、当時幕府への配慮として天守ではなく大櫓と呼んでいたそうです。
天守の手前には写真の本丸井戸もありました。天守までの道中には歴史探訪ミュージアムもあり、ミュージアムでは片倉家ゆかりの品々や白石城復元の過程を紹介した展示室があります。他、3階には3Dハイビジョン・シアターがあるのですが、時間の都合により見れませんでした。
城内は、ずっとこんな感じです。尚、完全復元天守だけあって、階段はまるで現存天守のように急なので年配の方は注意です。
下を覗くとこんな感じです。白石城の瓦は美濃の耐寒いぶし瓦と呼ばれるもので、1150度の高温焼成で36時間かけて焼いた瓦は、耐寒性に優れ吸水率が低いという特性があるそうです。他、白石城の鯱瓦は重さが120kgあり、東側に雌、西側に雄を配置しています。プチ情報でした・・・
そこそこ眺めの良い景色です。あくまで、そこそこ。遠くに新幹線の白石蔵王駅も見えます。
雄大な蔵王連峰も見えます。
基底部だけ残された現存する遺構の石垣。上の方の石垣は、明治時代に解体されてしまったそうです。

●阿弥陀堂(マリア観音堂)
このお堂は近くに住む庄司家の氏神だそうで、庄司氏の先祖のキリシタン武士であった東海林備後が観音像に擬した聖母マリアを礼拝したお堂と伝えられています。東海林備後は1610年頃から筆甫に住みつき、村人に製鉄の技術を教え、それは年貢鉄として仙台藩に納められ、村人は大変潤ったと伝わります。

<住所>
宮城県伊具郡丸森町筆甫和田
<アクセス>
阿武隈急行の丸森駅からタクシーで30分さらに徒歩5分とのこと。福島県と宮城県の県境にある秘境地なので、アクセスには免許があればマイカー又はレンタカーが便利でしょう。
お堂は江戸時代初期に建てられたもので、堂内には、かつて子どもを抱いた観音像があったとされますが、どれがマリア観音か現在は分からないとのこと。ただ、中央に顔も体も大きく、さらには首を傾げて赤子を抱くような恰好をしたマリア像に似た像が安置されています。恐らくこの観音像が隠れキリシタンがマリア様に見立てたものと思われます。
阿弥陀堂近くにある筆神社。筆甫(ひっぽ)の地名でもある筆にちなんで、地域おこしとして建立されたそうです。
ここから見る筆甫の景観は秘境地に相応しく、合掌造り集落などのような観光地とはまた違ったのどかな風景です。

●清滝(きよたき)
丸森町(筆甫)の観光の定番スポットでもある不動尊渓流の上流に位置する清滝。普段は誰も訪れないであろう秘境地にある神秘的な二段滝です。

<住所>
宮城県伊具郡丸森町筆甫字鷲ノ平東
<アクセス>
阿武隈急行の丸森駅からバスで20分(又はタクシー20分さらに徒歩50分)とのこと。近くにある不動尊公園キャンプ場から距離はありますが、歩いても行けます。
不動尊公園キャンプ場から岩岳(第1登山口)へ行く途中に清滝へ向かう脇道があります。車であれば駐車スペースから徒歩10分程度で到着しますが、予習不足のため、もはや車も通れない道なき道を1時間程度も歩き、ようやく諦めて引き返した末に発見しました・・・ 阿武隈ライン舟下りと並んで丸森町を代表する観光スポットであるものの、正式ルートも整備不足のためにとても滑りやすく、子供やお年寄りには危険ですので注意です。

●角田市スペースタワー・コスモハウス
実物大模型のH-Uロケットや館内には実物のロケットエンジンや各種人工衛星などを展示し、科学技術の進歩や宇宙を目で見て感じ頂ける空間となっています。

<住所>
宮城県角田市角田字大坊41

スペースタワー(展望塔)320円 中学生以下は無料です。
コスモハウス(展示館)無料 阿武隈急行

<アクセス>
阿武隈急行の角田駅を下車し徒歩 約15分です。
なぜこんなところにロケットが?角田市には、「宇宙航空研究開発機構(JAXA)角田宇宙センター」があることから「宇宙」をテーマとして「明日の宇宙を拓くまちづくり事業」を展開。平成2年から台山公園を拠点に「宇宙関連施設」として3つの施設を整備したとのこと。無料施設なので館内の見学はすぐに終わります。

思わず遠くから見たロケットに驚き、ここへやってきてしまいました・・・


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