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道南エリアの函館には夜景が有名な函館山をはじめ、周辺にはレンガ倉庫や洋館が建ち並び異国情緒が漂うエリアです。他にも函館定番の観光地、五稜郭や湯の川温泉など見所も豊富です。海産物もイカやカニ、エビ、ホタテと鮮度が抜群で、観光スポットにもなっている函館朝市には豊富な海産物を取り扱っていて多くの観光客で賑わいます。
<お土産>
白い恋人や六花亭のマルセイバターサンド、ロイズのチョコレートは北海道定番の土産物ですが、函館に限定すればとトラピストバター飴、トラピストクッキーが有名です。 |
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函館空港からは空港バスで約20分、函館駅まで410円で10〜15分間隔で運行しています。尚、札幌駅からはスーパー北斗で約3時間(8000円程度)かかります。
函館観光には路面電車(函館市電)が便利です。一日乗車券600円(市電のみ。他バスとの共通券もあり。)がとってもお得です。 |
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一日乗車券は車内で購入することが出来ます。路面電車の乗り方は中扉から乗って整理券を取ります。降りるときは前扉からで、この時に運賃を支払います(一日乗車券は日付の記入してある表紙を見せます)。 |
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有名な函館朝市には多くの店が建ち並び、海産物から農産物までなんでも揃います。殆どのお店は昼くらいで閉店しますので注意です。場所は市電函館駅前の停留所から海に向かって2〜3分。JR函館駅からは駅を出て右手の通りを渡った場所となります。 |
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朝市は土産物の購入目的以外にも、どんぶり横丁といった人気のエリアがあり、美味しい海鮮丼を食することが出来ます。写真はうに・いくら・カニの三色丼1890円。他にもエビやホタテなどの組み合わせ自由のお店が殆どです。 |
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函館エリアのみで展開しており、地元の人からラッピと呼ばれ親しまれているハンバーガーショップ、ラッキーピエロ。函館と言えば塩ラーメンや、海鮮が有名ですが、このラッピのハンバーガーも超有名です。観光で訪れる場合、函館駅、五稜郭、レンガ倉庫近くに店舗があるのも嬉しいですね。 |
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●五稜郭(ごりょうかく)
日米和親条約によって開港された箱館(函館)の防備のために造られた五稜郭。西洋式の築城法を真似て、大砲などからの防御のために平べったく造られています。
<住所>
北海道函館市五稜郭町44
<アクセス>
函館駅からは市電で五稜郭公園前を下車、徒歩10〜15分程度。 |
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上にある写真、五稜郭は公園として整備されており、無料で入園することが出来ます。この五稜郭の写真は近くにある五稜郭タワーから撮影したもので、営業時間は9:00〜18:00(季節変動あり)で展望料金は840円。 |
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天気が良ければ函館山や津軽海峡が望めます。 |
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写真は復元された箱館奉行所で、函館戦争では上部にある楼閣が砲撃の格好の的になってしまったそうです。 |
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旧幕府脱走軍が湾内に設置した・・・と思われるブラッケリー砲(左)と、新政府軍の軍艦、朝陽の艦載砲・・・と思われるクルップ砲(右)。その後ろには現存(石垣や土塁は現存のもの)する唯一の建造物である兵糧庫があります。 |
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函館戦争
江戸時代、ペリー率いる黒船が来航すると、その圧倒的な武力の違いを見せつけられ江戸中が混乱します。船には100門もの大砲を備え、煙突からは真っ黒の煙をモクモクと上げているその姿は、日本にとって恐ろしいほどの脅威でした。その後、江戸幕府は強引に開国を迫られ、仕方なく日米和親条約を締結し長く続いた鎖国が解かれることとなります。この開国に伴い幕府に不満を持つ人は多く、なかでも大きな政治勢力であった薩摩藩(鹿児島県)と長州藩(山口県)は討幕運動の中心となり、次第に幕府の権威は低下していきます。結果、徳川慶喜が政権を朝廷へ返上した大政奉還を行い江戸幕府(徳川幕府)は終わりを告げることとなります。しかし、朝廷にはもともと政治能力がありませんから、実質的には徳川家が政権を握ったままとなり幕府への不満は武力による倒幕運動となり戊辰戦争へと発展していきます。旧幕府軍と新政府軍との激しい内戦は、江戸城が無血開城されると新政府軍は一気に優勢となり、逆に旧幕府軍は戦いの舞台を東北、北海道へと移し逃走します。榎本武揚が率いる旧幕府軍は五稜郭を占領し蝦夷共和国を成立させますが、同年に新政府軍による総攻撃がはじまります。新撰組の土方歳三も守備に当たっていましたが銃弾により倒れ、指揮系統を失った旧幕府軍は五稜郭を明け渡し、函館戦争を含む戊辰戦争は終結しました。 |
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函館には札幌のような賑やかな活気ある繁華街はありませんが、五稜郭周辺は飲食店も多く、函館駅周辺よりも賑わい?があります。 |
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●函館山
函館と言えば、五稜郭と並ぶ人気の観光&デートスポット、函館山です。明るい時間帯に観る函館山からの景色は美しいの一言。又、夜景は幻想的であり日本三大夜景の1つとしても有名です。
<アクセス>
市電で十字街を下車し徒歩10分程度で函館山ロープウェイ乗り場に到着します。 |
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<住所>
北海道函館市函館山
<営業時間>
函館山ロープウェイは10:00〜21時くらいまで運行(季節変動あり)しています。料金は往復で1200円。
標高自体は334mと、それほど高くもないので登山してみるのもお薦めです。コースは複数ありますが、旧山道コースが人気が高く、山頂までは1時間程度(十字街電停より)です。 |
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●金森赤レンガ倉庫
この赤レンガ倉庫は明治40年(1907年)頃の建築物でレンガを2枚半の厚さに積み上げた外壁、木骨の柱で函館港の歴史を語り継ぐシンボル的存在。倉庫には豊富な雑貨や衣類、お菓子に宝石、ビアホールなどなど一日過ごしても飽きない観光スポットとなっています。
<住所>
北海道函館市末広町14-12 |
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<アクセス>
市電で十字街を下車し徒歩5分程度
赤レンガ倉庫の近くには眺めのよい有名な八幡坂があります。上の赤レンガ倉庫の写真の道を真っ直ぐ進み、通りに出たら右へ、続いて左に曲がれば左の写真、八幡坂に辿り着きます。 |
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さらに八幡坂から函館山ロープウェイの山麓駅へ向かう途中には、教会が密集し異国情緒が漂うエリアとなっています。 |
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まるで外国のような風景は伝統的建造物保存地区として函館市により保護保存されています。 |
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下の写真は上段左からハリストス正教会、聖ヨハネ教会、カトリック元町教会で地図の赤いルートで回ることが可能です。下段の写真は左から旧函館区公会堂、旧イギリス領事館で地図の元町公園付近となります。 |
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●護国神社
護国神社とは、主に戦没者を祀った神社のことであり、この函館護国神社もまた、箱館戦争で倒幕を果たした新政府軍の戦没者等を祀っている神社です。そして、何故か縁結びのご利益があることでも知られています。
<住所>
北海道函館市青柳町9-23 |
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<アクセス>
市電で十字街を下車し徒歩15分程度。函館山ロープウェイの山麓駅から歩いて3〜4分のところにあります。
本殿のすぐ手前を右の方に進むと、新政府軍の戦没者の墓がズラリと並んでいます。一方の旧幕府軍の戦没者は当時、埋葬すら許されなかったそうです。 |
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●摩周丸(ましゅうまる)
青函トンネルが開通するまでの間、本州と北海道を結んだ青函連絡船。ここ函館にはその青函連絡船の摩周丸が展示されています。
<住所>
北海道函館市若松町12-先
<開館時間>
9:00〜17:00(季節変動あり)、入館料500円。 |
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<アクセス>
市電の函館駅前から徒歩5分程度。
マニア以外には特に面白い展示物があるわけでもないのですが、函館駅や朝市の場所にも近いので時間があれば寄ってみてください。 |
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青函連絡船の歴史や部品などの展示物があります。見どころはハッキリ言って少ないです。 |
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左の写真の操舵室や無線室も見学できます。摩周丸は海に浮かんで保存されているので、船長気分が味わえる景色ですよ。 |
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●高龍寺(こうりゅうじ)
高龍寺は1633年に建てられた市内で最も古い寺院で、函館港の開港当時はロシア領事館一行の止宿所となり、1869年の函館戦争時には函館病院の分院として負傷者を受け入れていたそうです。本堂は幾度かの火災のため1900年に、彫刻の美しい山門は1910年に完成したものです。
<住所>
北海道函館市船見町21-11 |
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<アクセス>
市電では函館どつく前を下車し徒歩10分程度。バスもあり。
高龍寺の先には函館の地で亡くなった外国人の墓地があります。写真はロシア人墓地で、ロシア軍艦の乗組員25名や白系ロシア人7名など全部で43基の墓があります。 |
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ちなみに、ここら辺を訪れる観光客は皆無に等しいのですが、のどかな場所なので函館漁港など海沿いを散策するのも癒されますよ。。 |
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